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リスク回避の中でもペソは月間2位、その理由は。米国との経済協力は進展

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総括

リスク回避の中でもペソは月間2位、その理由は。米国との経済協力は進展

(年間では通貨6位、株価3位)

予想レンジ 5.3-5.8

 (ポイント) 
*ペソは月間2位の強さで健闘
*世界的リスク回避でペソ下落も国内要因はまずまず
*今週は9月半ばのインフレと7月小売売上の発表
*対米経済対話は前向きに進む
*郷里送金が経常収支を支える
*IMFの特別引出権の分配を政府が債務返済に使うか?
*メキシコ、中国のTPP加盟に慎重
*政策3金利決定は10月1日
*ペソロングなら今年のパフォーマンスは良好
*7月鉱工業生産はまずまず
*米国への貿易依存度が高い
*年内の利上げ予想あり
*バイデン米大統領をメキシコへ招待する予定
*ペメックス格下げ
*外需は強いが内需は弱い
*2021年春以降、米国からの旅行者が激増している

(世界的リスク回避で売られるも今月は12通貨中3位と健闘)
 ペソは若干下落しているがメキシコの要因ではない。中国の不動産大手「中国恒大」の債務危機や米国の景気減速、財政の崖、コロナ感染拡大、米株下落、米金利低下、米株投資判断の引き下げ、米大統領支持率の低下などがあり世界全体でリスク回避の流れとなり円が買われペソが売られた。国内指標では7月鉱工業生産はまずまずの結果で前年比7.3%増となった。予想は7%増、6月は13.5%増。建設、製造業部門の伸びが目立った。
さて今週は9月半ばのインフレと7月小売売上の発表がる。次回政策金利決定は10月1日だ。

(メキシコ経常収支の安定化のチャート)
ここ数年の経常収支の黒字化がペソを支える。黒字化の要因は(仕送り=郷里送金)

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(特別引出権の流用か)
 中銀は、特別引出権の分配について述べた、中銀は先月、国際通貨基金がコロナウイルスのパンデミックの影響に加盟国が対処するのを支援するために特別引出権の記録的な割り当てを行ったときに、122億ドル相当を受け取った。
中銀は、連邦政府が銀行から70億ドルを購入したことで、国の外貨準備が1,985億ドルに減少したと述べた。大蔵省は、ドルを何に使うのかという質問にすぐには答えなかった。
ロペス・オブラドール大統領は、公的債務の返済と金利コストの削減にこの資金を使いたいと述べたが、中銀は、メキシコの法律の下では、SDRをメキシコの外貨準備に含める必要があると述べた。中銀は、合法的に資源を政府に譲渡することはできないが、連邦政府の金融機関として、準備金から市場価格でドルを売ることができると述べた。

(メキシコ、中国のTPP加盟に慎重)
メキシコ経済省は、中国による環太平洋経済連携協定(TPP)への加盟申請について慎重な姿勢を示した。TPPが「高い基準を順守するすべての国に門戸は開かれている」と指摘した。国有企業への補助などの中国の経済ルールが加盟に課題となることを暗に示唆した形だ。
 声明では「協定の創設国として他の10カ国と共に、中国の加盟申請について迅速にフォローし、関連の活動に加わる」とも言及した。
 メキシコは2020年7月に発効したUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)を通じて、北米で一体となった経済圏を構築している。メキシコの最大の貿易相手は米国で、圧倒的な地位を占めている。米中の摩擦が深まる中では中国のTPP加盟支持を打ち出すことは容易ではない。
加えてUSMCAでは、非市場経済国との自由貿易協定には、交渉開始の意図を他国に知らせることが定められている。一方で、メキシコにとって中国は、輸入で米国に次ぐ2番目の相手国でもある。新型コロナウイルスへのワクチンの供与を巡って関係が深まってきた事情もある。TPPの交渉官を務めた経験を持つロベルト・サパタ氏は「メキシコにとって、非常に複雑で敏感な多面的交渉が始まる」と指摘した。
 中国のTPP加盟を巡ってはシンガポールやマレーシアが前向きな一方で、日本やオーストラリアは慎重な姿勢を示している。

(シェルの米メキシコ湾岸産油量、来年まで大幅減) 
  英・オランダ系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルは、ハリケーン「アイダ」の被害により来年初めにかけて同社の石油・ガス生産量が大幅に減少すると発表した。
同社の米メキシコ湾岸での産油量は依然として約40%減少している。

テクニカル分析

団子天井から下落、そして反発

日足、9月に入って形成されていた団子天井から下落しボリバン2σ下限まで下落。そこから反発。9月22日-23日の上昇ラインがサポート。9月17日-23日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。
 週足、8月30日週-9月6日週の上昇ラインを下抜いて下落。8月16日週-23日週の上昇ラインがサポート。7月5日週-9月6日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、雲下での推移が長い(2016年1月以来)。ボリバン中位は上に抜ける。20年2月-21年7月の下降ラインが上値抵抗。21年6月-8月の上昇ラインがサポート。
年足、陽転。15年-20年の下降ラインを上抜く。

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VAMOS MEXICO

米メキシコ国境リオグランデ川、橋の下に何千人もの移民テント村

 米国とメキシコの国境を流れるリオグランデ川で、テキサス州側の町デルリオと対岸のシウダードアクニャを結ぶ橋の下に、米国への入国を待つ何千人もの移民が集結し、間に合わせの「テント村」の劣悪な環境でひしめき合って過ごしている。
 9月16日朝の時点で8200人だったのが、夕方には1万503人に膨れ上がった。移民やメキシコの当局者によると、向こう数日でさらに増えると見込まれている。ここを渡ることを選んだのは水かさが低い場所であることと、比較的犯罪組織の活動が少ないと思ったからだと語った。大半はハイチ人だが、キューバ人やベネズエラ人、ニカラグア人もいる。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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