シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート漸減】
8月31日時点で円のポジションはドルに対して6.3万枚の売り越し(ネットショート)。
ポジションを小幅に削ったショートに対し、ロングは小幅に積み増しをしたことで、ネットショートは前週から0.1万枚減少。
期間中のドル/円相場は、アフガニスタンでの爆発で一時109円台半ばへと下落したが、米地区連銀総裁の相次ぐタカ派発言で110円台を回復するなど、方向感の定まらない展開だった。
そうした中、投機筋は持ち高を大きく傾ける事はできなかったようだ。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング半減】
8月31日時点でユーロのポジションはドルに対して1.0万枚の買い越し(ネットロング)。
小幅にポジションを削ったロングに対し、ショートが積み増しされたことで、ネットロングは前週から1.4万枚減少。
期間中のユーロ/ドル相場は堅調に推移し、1.18ドル台を付け取引を終えた。
そうした中、投機筋が戻り売りに動いた様子が見て取れる。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットショート微減】
8月31日時点でポンドのポジションは、ドルに対して1.5万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングもショートも小幅にポジションを縮小した結果、ネットショートは前週から0.2万枚減少。
期間中のポンド/ドル相場は、もみ合う展開となり1.37ドル台で取引を終えた。
そうした相場の中、投機筋の動きはポジション調整が主流だったようだ。
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IMMポジション
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