シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ポンド/ドル
3週間ぶりにポンドネットショートへ転じる
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート小幅に増加】
8月24日時点で円のポジションはドルに対して6.7万枚の売り越し(ネットショート)。
ポジションを小幅に削ったロングに対し、ショートはポジションを積み増したことで、ネットショートは前週から0.3万枚増加。
期間中のドル/円相場は、デルタ株の感染拡大などで世界経済の回復鈍化が懸念され、リスク回避の円買いとドル買いが交錯した結果、110円を挟んでもみ合う展開だった。
そうした中でも投機筋は円安(ドル高)見通しをいくぶん強めたようだ。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング大幅減少】
8月24日時点でユーロのポジションはドルに対して2.5万枚の買い越し(ネットロング)。
小幅にポジションを削ったショートに対し、ロングが大幅にポジションを削ったことによって、ネットロングは前週から3.3万枚の減少。
期間中のユーロ/ドル相場は約9カ月ぶりに1.16ドル台を付けるなど軟調に推移した。
その後は1.17ドル台を回復したが、投機筋はユーロ強気ポジションの解消を進めたと見られる。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【3週間ぶりにポンドネットショートへ転じる】
8月24日時点でポンドのポジションは、ドルに対して1.7万枚の売り越し(ネットショート)。
小幅にポジションを縮小させたロングに対し、ショートが大幅に増加したことによって、ネットポジションは3週間ぶりにロングからショートへ転じた。
期間中のポンド/ドル相場は約1カ月ぶりに1.36ドル台まで下落した。
投機筋によるポンド売りが、この下落を主導した事を物語っている。
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IMMポジション
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