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「テーパリング後ずれ示唆ならペソ反発かも…27日ジャクソンホールでのFRB議長講演に注目」知っトク!メキシコペソ 2021年8月20日

知っトク!メキシコペソ

今週のメキシコペソは弱含みの展開。世界的な新型コロナ・デルタ変異株の感染拡大などで、グローバルに経済回復が鈍化するとの懸念が広がり、主要国の株式や資源などの資産価格が下落。リスク回避の円買いやドル買いが強まる中、ペソに売り圧力がかかった。中国当局によるIT業界や教育関連業界に対する規制強化の動きが市場の不安を増幅させた他、アフガニスタンでイスラム主義組織が政権を掌握した事で中東の地政学リスクが意識された点もペソの重しとなった。

そうした中、仮に米連邦準備制度理事会(FRB)がテーパリング(量的緩和の段階的な縮小)を早期に開始するとの観測が高まればドル高のあおりを受けてペソが一段と下落する可能性もある。一方、27日に米ジャクソンホールで行われるパウエル
FRB議長の講演テーパリングの後ずれを示唆する内容であれば、株価や資源価格とともにペソが反発する事になるだろう。新型コロナウイルスの感染状況や、中国およびアフガニスタンの情勢に加え、パウエルFRB議長がテーパリングについて何を語るかが、来週のペソ相場の焦点となりそうだ。

【メキシコペソ/円(MXN/JPY) 日足】

メキシコペソ円 日足


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