今週のメキシコペソは弱含みの展開。世界的な新型コロナ・デルタ変異株の感染拡大などで、グローバルに経済回復が鈍化するとの懸念が広がり、主要国の株式や資源などの資産価格が下落。リスク回避の円買いやドル買いが強まる中、ペソに売り圧力がかかった。中国当局によるIT業界や教育関連業界に対する規制強化の動きが市場の不安を増幅させた他、アフガニスタンでイスラム主義組織が政権を掌握した事で中東の地政学リスクが意識された点もペソの重しとなった。
そうした中、仮に米連邦準備制度理事会(FRB)がテーパリング(量的緩和の段階的な縮小)を早期に開始するとの観測が高まれば、ドル高のあおりを受けてペソが一段と下落する可能性もある。一方、27日に米ジャクソンホールで行われるパウエル
FRB議長の講演がテーパリングの後ずれを示唆する内容であれば、株価や資源価格とともにペソが反発する事になるだろう。新型コロナウイルスの感染状況や、中国およびアフガニスタンの情勢に加え、パウエルFRB議長がテーパリングについて何を語るかが、来週のペソ相場の焦点となりそうだ。
【メキシコペソ/円(MXN/JPY) 日足】
【高金利通貨特集】メキシコペソ/円」 ページはこちら
「為替チャート|メキシコペソ/円(MXNJPY)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析|メキシコペソ/円(MXNJPY)|60分足」はこちら
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。