シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロングさらに減少
▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットショートへ転じる
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート横ばい】
7月20日時点で円のポジションはドルに対して5.6万枚の売り越し(ネットショート)。
ロング・ショートいずれも同規模のポジションを小幅に取り崩したことで、ネットショートは前週から横ばい。
期間中、新型コロナウイルスのデルタ変異株感染拡大懸念などから株価が総崩れとなる中、円買い圧力が強まると、ドル/円相場は約2カ月ぶりに109.00円台まで下落。
ただ、投機筋の間には、ポジション調整以上の動きは見られなかった。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
【ユーロネットロングさらに減少】
7月20日時点でユーロのポジションはドルに対して4.6万枚の買い越し(ネットロング)。
減少したロングに対し、ショートがポジションを一段と積み増したことで、ネットロングは前週から1.4万枚減少。
期間中、世界的な株安などを受けてリスク回避のドル買いが強まる中、ユーロ/ドル相場は1.1750ドル台の約3カ月半ぶり安値まで軟化。
ユーロの強気ポジション(買い持ち)と、弱気ポジション(売り持ち)の差が一段と縮小していることからも、投機筋の間でユーロ先高観がまた一歩後退したと考えられる。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットショートへ転じる】
7月20日時点でポンドのポジションはドルに対して0.3万枚の売り越し(ネットショート)。
横ばいのロングに対し、ショートが大幅に積み増しされたことで、ネットポジションは7カ月ぶりにロングからショートへと転換した。
期間中のポンド/ドル相場は英国の早期利上げ観測やコロナ感染再拡大などを背景に、1.3570ドル台の約5カ月半ぶり安値まで売り込まれた。
そうした相場の流れに乗って投機筋はポンド売りポジションを積み上げたようだ。
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IMMポジション
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