いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
1月26日(火)豪ドル/米ドル
基調
方向感模索
目先の注目材料
・主要国株価、国際商品価格
・1/26 米1月消費者信頼感指数
・1/27 豪10-12月期消費者物価指数
20日移動平均線の攻防、上昇トレンドを維持できるか
豪ドル/米ドル相場は今月6日に付けた高値(0.78200ドル前後)をピークにじりじりと上値を削る展開となっており、昨日25日には20日移動平均線を下抜けた。
18日にも下抜ける場面があったが翌日には反発しており、今回も同様の動きとなるか注目される。
20日移動平均線はまだ上向きのため、早々に回復できれば上昇トレンドは崩れていないと判断できるが、仮にこのまま下放れるようだと調整局面入りする可能性が高まりそうだ。
そのカギを握るのは欧米市場の株価動向だろう。
豪ドルはリスク通貨、米ドルは安全通貨に位置付けられるため、株高局面では豪ドル高・米ドル安に振れやすい反面、株安局面では豪ドル安・米ドル高が進みやすくなる。
これまで世界の株価は、新型コロナワクチンの接種拡大による感染抑制期待や、バイデン米新政権の大規模な追加経済対策への期待を織り込みながら上昇してきたが、足元でそうした期待が萎み始めている点に注意が必要だろう。
新型コロナワクチンについては、製薬メーカーの生産調整などで欧州を中心に供給が遅れている。
米追加経済対策についても、バイデン新大統領が提案した1.9兆ドル規模の対策に懐疑論が出ており、米上院トップは「1か月もしくは1か月半で可決できるよう努力する」として成立が3月以降にずれ込む可能性を示唆している。
そうした中でも、世界の株価が期待を維持して値を保てるかどうかが、豪ドル/米ドル相場の目先の焦点となりそうだ。
来週以降の相場展開を占う上でも、連続陽線記録が続くか止まるかは重要なポイントとなろう。
今週の終値となる本日の終値に注目したい。
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