シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロングは3週ぶりに増加
▼IMMポジション ポンド/ドル
先週から一転、ポンドネットロング増加
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットロング変動なし】
1月12日時点で円のポジションはドルに対して5.1万枚の買い越し(ネットロング)。
ロング・ショートがいずれも小規模のポジションを取り崩した結果、ネットロングは前週からほぼ変動がなかった。
期間中のドル/円相場は、約1カ月ぶりに104円台を回復したかと思えば、その翌日には再び104円台を割り込むなど米長期金利の動向に左右される展開。
そうした中、投機筋はポジション調整に終始していた模様。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロングは3週ぶりに増加】
1月12日時点でユーロのポジションはドルに対して15.6万枚の買い越し(ネットロング)。
小幅にポジションを積み増したロングに対し、ショートが取り崩された事で、ネットロングは前週から1.3万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は序盤に2018年4月以来となる1.23491ドル前後まで上値を切り上げるも、その後は一転して下落基調となった。
ただ、この時点では、依然として投機筋のユーロ強気姿勢が維持されていたようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【先週から一転、ポンドネットロング増加】
1月12日時点でポンドのポジションはドルに対して1.3万枚の買い越し(ネットロング)。
ロング・ショートいずれもポジションは拡大したが、ロングの積み増しが際立っていたため、ネットロングは前週から0.9万枚増加。
期間中のポンド/ドル相場はドル買いの流れに押される場面もあったが、ベイリーBOE総裁の発言をきっかけに、マイナス金利導入への可能性が低下したことで一転して買い戻しの動きが強まった。
こうした動きを眺めながら、「ポンド強気」の見通しを立てる投機筋がより多かったと推測できる。
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IMMポジション
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