2020年12月8日
【ドル/円】:下値抵抗を守った状態。一方向へ動き出す可能性にも注意。
ドル/円は小反落。上値の重い感がありますが、下げ余力の強いものではなく、また、下値抵抗も守っており、突っ込み売りに注意が必要です。値動きが収縮しており、そろそろ一方向へ動き出してもおかしくありません。週足の上値抵抗が105.00-10にあり、吹き値があった場合でも終値ベースではこれを上抜けきれない可能性が高いと見ていますが、106.00超えで終えた場合は上値余地がもう一段拡がり易くなります。逆に103.50割れで終えた場合は一段のドル下落に繋がり易くなります。 ドル買いは103.70-80の押し目を軽く拾って103.40で浅めに撤退です。ドル売りは104.40-50で戻り売り。上値余地を104.80近辺まで見て置く必要があります。損切りは105.20で一旦撤退です。 日足の上値抵抗は104.90-00、105.50-60に、下値抵抗は103.70-80、103.10-20、102.30-40にあります。
【ユーロ/円】:下値余地が若干拡がる可能性。ユーロの押し目買い方針継続。
ユーロ/円は小反落。前日の小陽線を打ち消す下げに留まっており、トレンドは強い状態を維持していますが、12/1の急伸時に125円台前半の足元の弱さを残したままとなっています。125.50割れを見た場合は125.00-10近辺までの下値リスクが生じます。買いは125.10-20の押し目を待つか、125.90-00で軽く買って125.50で浅めに一旦撤退です。前者の場合の損切りは、短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻す124.40で撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は126.50-60、127.00-10に、強い下値抵抗は125.00-10にあります。
【ユーロ/ドル】:上値の重い展開。押し目買い方針変わらず。
ユーロ/ドルは小幅続落となりました。個々の足が下げエネルギーの強いものではなく、トレンドも強い状態を維持していますが、1.20台の足元の弱さを残しており、これを確かめる動きが強まる可能性があります。買いは1.2050-60の押し目待ちとします。損切りは1.1980で撤退です。売りは様子見です。短期トレンドは1.1950割れで“ニュートラル”な状態に戻しますが、中期トレンドが“強気”の流れに入っており、1.1750割れで終えない限り、調整下げの範囲内となります。1.2270~1.2290に週足ベースで見た上値抵抗があります。強い下値抵抗は1.2000-10にあります。
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