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9月10日(木)ユーロ/ドル
基調
波乱含み
目先の注目材料
・9/10 ECB政策金利、ラガルドECB総裁会見
・主要国株価、国際商品価格
ECBのハト派スタンス維持は既定路線、焦点はユーロ高けん制
本日は欧州中銀(ECB)が金融政策を発表する。
政策金利や中銀預金金利の他、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模も据え置きが確実視されており、市場の関心は最新の経済見通し(スタッフ予測)とラガルド総裁の会見に集まっている。
昨日は、ECB当局者から「ECBは景気回復見通しへの自信を深めており、スタッフ予測では、2020年の成長率見通しが上方修正される」などとする発言が出てユーロが上昇した。
追加緩和は不要との立場を取るタカ派メンバーからのリークと見られ、ハト派のラガルド総裁へのけん制発言と思われる。
実際には、成長率見通しの上方修正は僅かなものに留まる公算が大きく、総裁がハト派スタンスを崩す可能性も低いだろう。
また、総裁会見ではユーロ高へのけん制(口先介入)があるかを気にする向きが多い。
ユーロ/ドル相場は先週、一時節目の1ユーロ=1.20ドルを超えて上昇したが、その直後にECBのチーフエコノミストを務めるレーン理事から「ユーロの対ドル相場が金融政策にとって重要だ」との発言が飛び出した。
この発言を受けてユーロは反落した経緯がある。
そうした中、市場にはラガルド総裁もなんらかの口先介入を行うとの見方が少なくないようだ。
ラガルド総裁が、これまで通りに不確実性を強調してハト派スタンスを維持した上で、ユーロ高をけん制すれば、ユーロは昨日の上げ幅を吐き出して下落する可能性があろう。
一方、ユーロ高けん制発言がなければ、もう一段のユーロ上昇があってもおかしくないだろう。
足元で調整含みとはいえ、ユーロは先高観が根強く投機筋の買いポジションが高水準に積み上がっている。
それだけに、本日のECB理事会に対するユーロの反応は神経質なものになりそうだ。
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