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「豪ドル円、過去20年間月足陽線はわずか4回のみ! しかし豪ドル高に賭ける理由とは?」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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8月に入りました。新型コロナの状況は悪化の一途をたどっており、なかなか回復の兆しが見えません。
そんな中、日本時間の昨晩、レバノンにて、倉庫が大爆発をし、数百人規模の死傷者となっているようです。
一説には、テロではないか、などと市場で憶測が出回っております。
今晩あたりから、徐々にそのあたりが明確になってくるのではないでしょうか。
死亡者73人、負傷者3700人と速報が出ておりますが、死者はまだまだ増えると思われます。

さて、この事件により、ゴールドが上昇。
ついに史上最高値、大台の2000ドルに価格を乗せてきました。

ここからは未開拓のゾーンです。AIも経験がない価格帯ですので、単調な値動きになることが予想されます。
参考にするとしたら、10年前に実現した1020ドルを超えて、前回の史上最高値である1920ドル付近まで上値を伸ばした上昇トレンドを参考にすると良いでしょう。
銀も同じく上昇をしており、貴金属が通貨に対して全般的に強い印象です。
これを受けて豪ドルも上昇トレンドが継続しております。

本来、8月の月足では過去20年に渡り、豪ドル円は16回が陰線、4回が陰線という結果になっております。
またこの4回のうち、極めて十字線に近いような足型が2本と、本当に豪ドル円が陰線になりやすい時期でもあります。
しかしながら、このアノマリーはよく知られたものであり、確度が高いものの、必ずしもそうなるとは限りません。
もしかしたら、この貴金属の上昇圧力によって、豪ドル上昇が圧倒するならば、アノマリートレーダーのショートポジションが一気に焼かれる可能性もあり、特にAIトレードはこういった過去の値動きや季節性の確率も十分数値化されていることから、これらの大口トレーダーのポジションも担がれる可能性があります。

もしかしたら!?と思い、少額ですが、豪ドルの上昇に賭けてみようと感じてきました。

目次

▼オジドル(AUDUSD)日足チャート
▼週足ターゲットは0.7380と0.75
▼先月に引き続き、ユーロロングは継続へ!

オジドル(AUDUSD)日足チャート

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オジドル日足チャートから分析を始めます。
豪ドル円の上昇にかけるよりも、現在の米ドルの弱さから、オジドルが安全な可能性がある、という判断によりです。
前述通り、金の史上最高値が更新され、また米ドルから資本が逃避先として、豪ドルへの流入ももちろんあるでしょう。

現在、中国とオーストラリアの関係は悪化しているものの、そのファンダメンタルズすら無視してジリジリと上昇を続けております。
オーストラリアの最大貿易相手国は中国のため、どこかで妥協してくる可能性すらあります。
もしこういった和解的な報道となれば、大きく上昇するでしょう。
豪ドルの陰線確率からしたら到底考えられませんが、上記のような外部環境を考慮し、リスクリワードを考えると、今年に限っては、上昇にベッドしたほうが面白かもしれない!?と考えはじめました。
確率は低いもののそれ以上のリターンが見込めるのではないか?と考えてロングを検討中です。

週足でターゲットを考察してみます。

週足ターゲットは0.7380と0.75

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オジドル週足です。
レジスタンスライン0.70を大きく突破し、0.75を目指す展開となります。おそらく大型のオプションも多く取引されているでしょう。

さて、そのターゲットとなるレジスタンスラインですが、0.7380付近引けるレジスタンスラインでしょう。
アノマリートレードを優先するかたは、0.7380と0.75をバックに売り上がるでしょうから、逆にロングで勝負する方は、ここを狙うべきだと思います。
正直、中立な立場ではあるのですが、トレード観点からすると確率が低ければ、リターンが大きくなる可能性が高いのはロング戦略ではないでしょうか。
僕個人的にはロングで勝負してみたい限りなので、ここ数年毎年ショートをしてきましたが、初めてロングトレードを計画してみました(笑) 買いの目安は直近、0.7150の手前から0.7100の買い下がりで。
ストップは0.70割れ、ターゲットは0.75手前のリスクリワードを基本に、第一ターゲットを0.7380イメージしました。

先月に引き続き、ユーロロングは継続へ!

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最後に、ユーロドルです。
先週といいますか、先月執筆済みの全コラムをお読みいただければお分かり頂けると思いますが、ユーロ買い一辺倒です。
ひたすら買いトレード維持して、ロングを継続したいと思います。
コアポジションをもち、短期デイトレードでも買いトレード中心にまだ勝負中です。
ターゲット1.20は変わらずですが、今週の安値1.1690付近を割り込みますとトレンドが転換、またはしばらくレンジ相場になるのでここを破られない限りは押し目買いトレードを継続したいと思います。

また先月ユーロ豪ドル買いトレードも推奨致しましたが、前述通り、目線を切り替えますのでユーロ豪ドルポジションはスクエアにしたいと思います。 今週のコラムは長くなりましたが、貴金属から来る、まさかの豪ドル高相場!?とユーロ買いは継続として締め括らせて頂きました。

8月豪ドル高相場について、皆さんは如何でしょうか?(笑)

 

次回公開は8月19日(水)予定です。


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。