7月30日に発表されたメキシコ4-6月期GDPは、前期比17.3%減と過去最大の落ち込み
を記録。新型コロナウイルスの感染拡大で輸出が落ち込んだ。なお、マイナス成長は5四半期連続。
7-9月期は4~5%程度のプラス成長になるとの見方が多いが、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中、先行き不透明感は強い。
なお、メキシコの新型コロナウイルスによる死者数は7月31日に英国を抜き、米国、ブラジルに次いで世界で3番目となった。
8月4日時点で累計感染者は48万人に上り、死者数は4万8000人を超えている。
一方、メキシコ中銀の発表によれば、国外居住者によるメキシコへの送金は6月に35.4億ドルに達し前年比で11%増加した。
米国で農業や建設などに従事するメキシコ人労働者の本国送金はコロナ禍でも好調なようで、こちらはペソ相場の下支え要因となりそうだ。
「為替チャート|メキシコペソ/円(MXNJPY)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析|メキシコペソ/円(MXNJPY)|60分足」はこちら