昨日はナバロ氏の発言により、東京時間はクロス円の行ってこい相場を演じました。
いつもこういったニュースはBloombergです。
水星逆行期間で最もありがちな報道であり、想定内の値動きです。
先週もコラムでご指摘した通り、水星逆行の期間は大きなレンジ相場になりやすいことが特徴ですので、今週から本格的にこの値動きを意識したトレードを実践していきましょう!
【参考】:「水星逆行が6/18〜7/12!逆行期間におきる値動きの特徴を簡単に説明!」
また昨晩からドル安が進みました。原油も上昇し、ゴールドも高止まり、ドルストレートでは、ドル安です。
ここ数年のなかで、ドル金利は最も低下しました。
調達コストがさがった影響により、昨晩はドル安が進んだのです。
長く続くような動きではないかと思いますが、今週いっぱいは使えそうなネタかもしれません。
ユーロドルやオジドルあたりはレンジ相場でありつつも、ゆるやかな上昇方向で考えてます。
またNASDAQ市場は史上最高値を更新しました。
金融緩和の影響を受け、断続的にこのマーケットに資金が流れ込んでいる模様です。
向かう先はIT業界です。
近年流行りのフィンテック業界は最も恩恵を受けてくると思います。
この分野がコロナから立ち直れない経済をなんとか牽引してくれるでしょう。 つまりリスクオン相場は続くと考えます。そうしますと、クロス円の上昇も中期的にまだチャンスがあるのではないでしょうか。
目次
▼ユーロドルは1.11-1.15レンジを想定
▼ユーロドル60分足ダイバージェンス待ち
▼ユーロ円120.25円サポートをあえて割れてから
ユーロドルは1.11-1.15レンジを想定
まずはユーロドルから見ていきます。
ドル金利の大幅下落より、ユーロドルが上昇しました。今週も上昇方向でイメージしておりますが、水星逆行期間を考慮しますと、トレンドは長続きしない可能性があります。
短い時間足で下落最中に押し目買いを狙ったり、戻り売りを狙ったり、そういった戦略がワークしそうです。1時間足に時間軸を落とします。
ユーロドル60分足ダイバージェンス待ち
ユーロドル60分足です。
現在は先週からの上昇トレンドが続いておりますが、逆張りが狙いやすい格好ではないでしょうか。
トレードは、シンプルにRSI9を使います。
もちろん、上昇方向でのダイバージェンスを待った短期トレードです。数時間程度のデイトレードをイメージしてください。
このあと思惑通り上昇し、ダイバージェンス発生確認後、売るだけです。
また逆もしかりで、反落した場合、1.1250付近からの押し目買いも狙いたいところですが、こちらも1時足、または30分足などでダイバージェンスを確認したら迷わず買いを狙う方式をとりたいと思います。
非常にシンプルですが、今のようなインパクトのある材料が乏しい相場にはこの戦略が最もワークしやすいので、ぜひ注目してみてください。
もう一つ、ユーロ円も見ておきましょう。
ユーロ円120.25円サポートをあえて割れてから
こちらは昨日、RSI9がダイバージェンス後、下落しました。
次はどちらでしょうか?
正直、どちらでも構いません。
ダイバージェンスが発生した方向で逆張りを実践するのみとなります。
ユーロ円ですと、下落したタイミングからエントリーが有効でしょうか?
120.25付近に弾けるであろうサポートラインを割り込み、且つ30分足か60分足でダイバージェンスが発生したら、個人的には買いで参入しようと考えております。
あえてサポートライン割り込んだタイミングから、恐れることなく逆張りで入る予定です。
この水星逆行期間は結構ワークしますので、また来週答え合わせができたらと思います(笑)
中期的にはリスクオン方向。
ドルストレートではドル安、クロス円上昇のイメージを持ちつつも、ダイバージェンストレード中心で今週後半は相場と向き合いたいと思います。
【レベルアップセッション】
【先週のコラム】
【インタビュー】
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。