シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング一段と増加
▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットロング僅かに減少
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットロング小幅に増加】
4月7日時点で円のポジションはドルに対して2.2万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートが小幅にポジションを取り崩したため、ネットロングは前週から0.4万枚増加。
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化している国・地域での一日あたりの死者数の増加ペースが鈍ったほか、日本政府が「緊急事態宣言」を発令した事で市場には感染者数の拡大に一定の歯止めがかかるとの見方が広がった。
ドル/円相場は10日ぶりに109円台を回復するなどドル高・円安が進んだ時期だけに、一部の投機筋は円買い戻しに動いた様子。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング一段と増加】
4月7日時点でユーロのポジションはドルに対して8.0万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングがやや積み増しされたことで、ネットロングは前週から0.5万枚増加。増加幅は小さかったが、ネットロングは2018年6月以来の高水準となった。
3月30日~4月6日にかけて、6日陰線引けとなるなど、対ドル相場ではユーロは軟調に推移。
そうした相場の流れに逆らう格好で、一部の投機筋はロングを積み増した模様。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットロング僅かに減少】
4月7日時点でポンドのポジションはドルに対して0.5万枚の買い越し(ネットロング)。
ロング・ショートともにポジションを縮小させたが、ロングの取り崩しがやや上回ったため、ネットロングは前週から0.1万枚と僅かに減少。
期間中のポンド/ドル相場は1.22~1.24ドル台を中心に推移し、方向感が見出しづらい時期だっただけに、投機筋がロング・ショートともにポンドのポジションを小幅に縮小したことが窺える 。
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IMMポジション
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