シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットショート8カ月ぶり水準まで増加
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート小幅に増加】
2月11日時点で円のポジションはドルに対して2.6万枚の売り越し(ネットショート)。
円ロングポジションが取り崩された一方、小幅に円ショートが積み増された結果、ネットショートは前週から0.4万枚増加。
期間中のドル/円は109円台後半を中心に小幅な値動きとなったが、新型コロナウイルスによるリスク回避局面でも下値は限られた。
そうした底堅さを踏まえ、投機筋は円買いポジションの一部を手仕舞ったようだ。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットショート8カ月ぶり水準まで増加】
2月17日時点でユーロのポジションはドルに対して8.6万枚の売り越し(ネットショート)。
ユーロロング・ショートの各ポジションが増加したが、ショートが大きく積み増されたことで、ネットショートは昨年6月以来の高水準に膨らんだ。
期間中のユーロ/ドル相場は昨年10月以来となる1.09ドル台を割り込むなど下落基調を強めていたが、投機筋は先行き一段安の見通しを強めている模様。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ネットロング4週ぶりに増加】
2月11日時点でポンドのポジションはドルに対して2.1万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングポジションが積み増しされた一方で、ショートポジションが小幅に取り崩された結果、ネットロングは0.8万枚の増加となった。
これから始まる英国と欧州連合(EU)の貿易交渉に対する不透明感をよそに、投機筋の間にはポンド強気の見方が増え始めている模様。
↓↓↓IMMポジションのソースはこちら
IMMポジション
「為替チャート|ドル/円(USDJPY)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析)|ドル/円(USDJPY)|60分足」はこちら
「為替チャート|ユーロ/ドル(EURUSD)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析)|ユーロ/ドル(EURUSD)|60分足」はこちら
「為替チャート|ポンド/ドル(GBPUSD)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析)|ポンド/ドル(GBPUSD)|60分足」はこちら