レポートが身近になれば為替がもっと面白くなる。
「為替ドリル」で為替相場の知識を楽しく学びましょう!
1問目「米債の長短金利差拡大でドルはどうなる?」
2問目「豪州中銀(RBA)の政策据え置きで豪ドルはどうなる?」
3問目「パウエル議長の利上げけん制発言でドルはどうなる?」
1問目「米債の長短金利差拡大でドルはどうなる?」
テーマは「長短金利差」です。
画像の□に入る言葉を下の囲みから選んでください。
ヒント:長短金利差拡大は一般的に景気拡大のサインとみられています
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では答えです!
答えは強含んだでした!
ポイント
米長期金利の指標は米10年債利回り、短期金利の指標は2年債利回りです。
この2つの差が「長短金利差」といわれるもので、市場では金利差拡大→景気拡大期待、金利差縮小→景気後退懸念とみなされ、原則的に金利差拡大はドル買い、金利差縮小はドル売りで反応します。
こちらのケースでは今年の利下げ実施前の水準まで金利差が広がったことが特に材料視された模様です。
2問目「豪州中銀(RBA)の政策据え置きで豪ドルはどうなる?」
テーマは「RBA金融政策」です。
画像の□に入る言葉を下の囲みから選んでください。
ヒント:発表前の市場予想に注目しましょう
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では答えです!
答えは買いでした!
ポイント
政策金利が現状維持でも、声明の内容が市場の予想と異なるものであれば大きく値が動くこともあります。
今回のRBA理事会は他の中銀の動向などを受けてハト派化することが予想されていましたが、実際には大きな変化がないことがサプライズとなり、豪ドルが買われました。
3問目「パウエル議長の利上げけん制発言でドルはどうなる?」
テーマは「FOMCとFRB議長発言」です。
画像の□に入る言葉を下の囲みから選んでください。
ヒント:利上げ示唆は金利上昇圧力になりやすいですね。では逆は?
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では答えです!
答えは①低下/②売られたでした!
ポイント
今回のFOMCと議長発言の焦点はずばり「来年も追加利下げがあるか否か」です。
これに対してパウエル議長は「『利上げ』の可能性は低い」と対応しました。
これは裏を返せば「利下げの可能性は比較的高いよ?」と表明していることにもなるわけです。
中銀声明や総裁発言は、その真意を正しく読み解く必要があり、市場参加者にとってなかなか厄介な代物ですね。