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FX/為替「ドル/円今日の予想」 外為どっとコム トゥデイ 2026年6月10日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年6月10日8時10分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉

目次

▼9日(火)の為替相場
(1):中国貿易黒字 予想を上回る
(2):日銀観測報道
(3):独鉱工業生産 予想と一致
(4):米貿易赤字 予想をやや下回る
(5):米大統領 報復攻撃を示唆

▼9日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:上昇ペースは緩やかなもの/ ▼注目の経済指標・イベント

9日(火)の為替相場

期間:9日(火)午前6時10分~10日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):中国貿易黒字 予想を上回る

中国5月貿易収支は1054.3億ドルの黒字となり、黒字額は市場予想(923.0億ドル)より多かった。世界的な人工知能(AI)ブームを支え‌るハイテク製品への底堅い需要が輸出を押し上げた。

(2):日銀観測報道

日本経済新聞電子版は「日銀、6月利上げ1.0%へ 国債買い入れは減額停止で調整」と報じ、15-16日に開く金融政策決定会合で「物価の上振れリスクに備え、政策金利を現状の0.75%から1.0%に引き上げる」「国債の買い入れ額を減らす措置は市場の安定を重視し、来春以降に停止する方向で調整に入った」と伝えた。

(3):独鉱工業生産 予想と一致

独4月鉱工業生産は前月比+0.4%で市場予想と一致した。3月分は-0.7%から-0.1%に上方修正された。独4月貿易収支は145億ユーロの黒字だった(予想159億ユーロの黒字)。

(4):米貿易赤字 予想をやや下回る

米4月貿易収支は559億ドルの赤字となり、赤字額は市場予想(561億ドル)よりやや少なかった。3月分は603億ドルの赤字から566億ドルの赤字に上方修正された。その後に発表された米5月中古住宅販売件数は年率換算417万件と市場予想(407万件)を上回った。いずれも市場の反応は限定的だった。

(5):米大統領 報復攻撃を示唆

米国のトランプ大統領は「イランが昨夜、ホルムズ海峡上空を哨戒飛行していた『アパッチ』ヘリコプター1機を撃墜したと報告を受けた。パイロット2人はどちらも無事で負傷もしていないが、米国はこの攻撃に対応せざるを得ない」とSNSに投稿。その後、米中央軍は東部時間午後5時(日本時間10日午前6時)からイランに対する自衛の攻撃を開始したと発表した。

9日(火)の株・債券・商品市場

日経平均: 65416.63 △1,392.03

豪ASX: 8604.166 ▼20.958

上海総合: 4010.031 △50.693

英FT: 10227.33 ▼145.87

独DAX: 24433.06 ▼183.16

NYダウ: 50872.11 △86.10

日10年債: 2.682 ▼0.045

豪10年債: 4.9195 △0.0113

英10年債: 4.903 ▼0.040

独10年債: 3.043 ▼0.017

米2年債: 4.1181 ▼0.0437

米10年債: 4.5165 ▼0.0457

NY原油: 88.20 ▼3.10

NY金: 4286.40 ▼77.00

 

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円: 159.700 ~ 160.800

ユーロ/円: 184.600 ~ 185.700

ポンド/円: 213.800 ~ 215.200

豪ドル/円: 112.200 ~ 113.000

ドル/円の見通し:上昇ペースは緩やかなもの

昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%上昇した。日銀の利上げを巡る観測報道を受けて円が買われる場面もあったが、市場はすでに織り込み済みであったことから影響は限定的にとどまった。トランプ米大統領が「イランによる米軍ヘリ撃墜に報復しなければならない」と自身のSNSに投稿したことで、「有事のドル買い」が優勢となり、一時160.44円前後まで上昇した。 米軍は米東部時間午後5時(日本時間午前6時)に「イランに対する自衛のための攻撃」を開始しており、戦闘終結に向けた協議の先行き不透明感からドル買い・円売りが持ち込まれやすい地合いとなっている。 また本日は、米5月消費者物価指数(CPI)の発表が控えている。米労働市場が底堅さを維持する中で、インフレが予想以上に加速していた場合には、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ時期前倒し観測につながり、ドルを一段と押し上げる要因となろう。もっとも、昨日は片山財務相が「断固たる措置」に言及しており、口先介入のトーンが一段階上昇している。日本政府・日銀による円買い介入への警戒感が強く、ドル高・円安は進みやすい地合いながらも、上昇ペースは緩やかなものとなりそうだ。

注目の経済指標・イベント

06/10 (水)
10:30 〇 (中) 5月消費者物価指数
10:30   (中) 5月生産者物価指数
21:30 ◎ (米) 5月消費者物価指数
21:30 ◎ (米) 5月消費者物価指数・コア
23:30   (米) EIA週間原油在庫統計
26:00   (米) 10年債入札(390億USD)
27:00   (米) 5月財政収支

 
nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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