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【今日のドル円】昨日の振り返りと今日のドル円相場見通し 2026年6月4日

ドル円レポート:日銀の6月追加利上げ観測の円買いも

6月3日(水)NY市場:米・イラン間の緊張長期化への警戒感からドル買いへ 

昨日のアジア時間から欧州時間にかけては、高市首相が「為替相場には必要に応じていつでも適切に対応していく」と口先介入(円安けん制)を行ったことで、海外勢を中心に円買い・ドル売りの動きが先行しました。さらに、植田日銀総裁が「現在は他の主要国や過去の我が国と比べても、物価上昇の『2次的波及効果』が基調的な物価の上振れに繋がりやすい状況にある」と指摘。「必要な対応が遅れ、あとで却って大幅な利上げを余儀なくされるような状況になれば、景気のみならず、金融市場や金融システムに大きな負荷をかける恐れがある」と言及したことで、日銀の6月追加利上げ観測が台頭。円買いの流れが一段と加速し、ドル円は一時159.369円まで下落しました。

しかし、NY時間に入ると一転してドル買いが優勢となりました。米5月ADP雇用統計やISM非製造業景況指数が相次いで市場予想を上回ったほか、トランプ米大統領が「ホルムズ海峡の封鎖を9月まで維持する可能性」を示唆。米・イラン間の緊張長期化への警戒感から原油先物価格が上昇したこともドルの支えとなり、ドル円はNY終盤に160.088円まで買い戻されました。

 

6月4日(木)アジア市場:地政学的リスクが和らぎ、ドル売りも・・・

本日のアジア時間早朝には、米国務省が「イスラエルとレバノンが停戦協定の完全な履行・実施に合意した」と発表。これを受けて地政学的リスクが和らぎ、再びドル売りが進行。ドル円は159.833円まで下落する展開となっています。

 

kurokawa.jpg 外為どっとコム総合研究所
黒川健(くろかわ・たける)
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。