東京市場は軟調か。米国株は28日は下落し、29日はダウ平均とS&P500が下落、ナスダックが上昇とまちまちとなった。ダウ平均は28日は25ドル安となり、29日は280ドル安の48861ドルで取引を終えた。28日はオープンAIの業績に対する警戒から半導体株が弱かった。29日は原油価格の上昇や金融政策に対する不透明感が相場の重荷となった。FOMCでは大方の予想通り政策金利が据え置かれたが、パウエル議長は会見で、議長としての任期を終えた後も当面はFRB理事にとどまる考えを示した。ただ、29日はハイテク株の一角には強い買いが入っており、ナスダックはプラスで終えた。
ドル円は足元160円30銭で推移している。28日の日銀金融政策決定会合の結果発表直後には円高に振れたが、この反応は一時的にとどまり、大きく円安(ドル高)に振れている。CME225先物は大阪日中終値と比べて円建てが1105円安の58915円、ドル建てが1095円安の58925円で取引を終えた。
中東情勢に対する懸念から商品市場でNY原油が急騰しており、1バレル100ドル台に乗せている。また、ドル円の160円台乗せは介入に対する警戒を高める。ダウ平均の連日の下落も含めて懸念材料が多く、日本株は売りに押されると予想する。CME225先物は大幅安スタートを示唆している。ゴールデンウイークの谷間のタイミングで原油や為替の動きが荒くなっていることは、リスク回避姿勢を高める。直近で強く買われていた銘柄には利益確定売りが出やすくなるとみる。場中は為替をにらみながら神経質な動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは58600-59500円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
