17日の日経平均は4日ぶり大幅反落。終値は1042円安の58475円。
東証プライムの売買代金は概算で7兆5000億円。業種別ではサービス、その他製品、鉱業などが上昇した一方、非鉄金属、金属製品、証券・商品先物などが下落した。ユニチカがストップ高まで買われており、上に値幅が出る中で売買代金も高水準となった。半面、きょうは直近で上昇が目立った銘柄の多くが大きく売られており、キオクシアホールディングスが9%を超える下落となった。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり486/値下がり1027。ソフトウェア関連やSaaS関連に買われているものが多く、富士通、日本オラクル、Sansanなどが大幅上昇。直近で決算を材料に強く買われたベイカレントが急伸した。主力どころの多くがさえない中で任天堂が3%を超える上昇。貴金属売買事業を開始することなどを発表したWHY HOW DOが急騰した。
一方、東京エレクトロン、アドバンテスト、レーザーテックなど半導体株が大幅安。ソフトバンクG、フジクラ、村田製作所など大型グロースの多くが売りに押された。住友鉱山、三菱マテリアル、三井金属など非鉄金属株が全般軟調。他にも大成建設など建設株、三井物産など商社株、三菱重工など防衛株が、セクターとして弱かった。
日経平均は4桁の下落。大引けでガクッと水準を切り下げており、週をまたぐリスクが強く意識されたように見える。本日の米国株が大きく崩れず、土日に中東関連の悪材料が出てこなければ、週明けはきょうの下げに対する買い戻しが入ると期待できる。
きょうは半導体株が売られる中で、富士通などソフトウェア関連には買いが入った。富士通は年初まではAIの恩恵を受ける方の銘柄とみられていただけに、株価が持ち直してくれば再評価はされやすい。任天堂も強かったが、ゲーム株もソフトウェア関連同様に、今年に入って嫌われる場面が多かった。今の相場の主役は半導体株や電線株だが、こういった実力はありながら株式市場の評価が案外であった銘柄に復活の動きが見られるかにも注目しておきたい。
【来週の見通し】
堅調か。米国では決算発表が本格化し、日本でも決算発表が出始める。米国株が企業決算を確認しながら水準を切り上げていることもあり、個別の材料が増えてくる局面では売り急ぎが抑制されると考える。決算発表銘柄は上だけでなく下にも値幅が出るだろうし、中東関連のニュースに振らされる場面もあるかもしれない。ただ、日経平均は4月に入って史上最高値を更新してきただけに、ある程度のボラティリティは許容しつつ、買いが入りやすい地合いが続くと予想する。
【今週を振り返る】
大幅高となった。米国とイランの戦闘終結に対する期待が高まる中、米国ではナスダックが連日上昇して史上最高値を更新するなど、ハイテク株の動きが良くなった。これを受けて、国内でも半導体株やソフトバンクGなど大型グロース株に資金が向かい、これらが先導役となって指数も騰勢を強めた。日経平均は14日と16日に4桁の上昇。16日には59000円を上回り、史上最高値を更新した。17日には反動の売りが強めに出たが、週間では4桁の上昇。日経平均は週間では約1551円の上昇となり、週間では4週連続で陽線を形成した。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
