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トルコリラ/円 見通し「円安主導でリラ上昇...追加利下げめぐり2月CPIに注目」注目の高金利通貨 3月1日号

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メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。

作成日時 :2026年2月27日16時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
X(Twitter)@KandaTakuya

トルコリラ/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

先週のトルコリラ/円は半月ぶりの高値へ上昇

 週初2月23日に3.499円前後へと弱含む場面もありましたが、その後は堅調で24日には3.545円前後まで上昇。25日には一時3.564円前後まで上昇して10日以来の高値を付けました。ただ、上昇分のほとんどは円安によるものでリラが買われた形跡はありません。リラ/円の値動きはほぼドル/円と同様で、26日には3.535円前後まで上げ幅を縮小。27日には一時3.526円前後まで小緩みましたが、14時時点では3.536円前後にやや持ち直しています。なお、先週は日銀の次期審議委員人事案で財政出動と金融緩和に前向きな「リフレ派」とされる経済学者が提示されたことなどから日銀の利上げ期待が後退したため円売りが優勢でしたが、植田総裁らが早期追加利上げの可能性に言及したことで週後半は円を買い戻す動きも見られました。

今週のトルコリラ/円の注目ポイントは2月CPI

 3月3日にトルコ2月消費者物価指数(CPI)が発表されます。前年比の伸び率は31.50%に加速すると予想されており、予想通りなら昨年10月以来の高さとなります。トルコ中銀は100bp(1.00%ポイント)の利下げを決めた1月会合の声明で、インフレについて「改善の兆しをみせている」と表明して利下げを継続する姿勢を示しましたが、年末時点のインフレ率を16%に抑えるという目標の達成が危ぶまれる場合は「引き締め姿勢を強める」として利下げの再停止にも含みを持たせました。中銀は昨年9月以降、政策金利をインフレ率よりおおむね6-8%高い水準に設定してきましたが、そうした中で2月CPIが加速することになれば、次回3月12日の会合における利下げの判断は難しいものになりそうです。

 

今週のトルコリラ/円の見通し

予想レンジ
3.475~3.600円
基調
不安定

今週の注目ポイント
3/3 トルコ2月CPI
・主要国株価、国際商品価格

 

トルコリラ/円(TRY/JPY) FX為替レート・チャート

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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