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ユーロ円今週の予想「上値余地が限られる可能性.トレンドは“強気”を維持。」FXチャート分析 2025/10/13

【ユーロ円週間予想】調整下げの動き。177.60超えで終えれば下値リスクがやや後退、175円割れで終えた場合は下値余地が若干拡がる可能性。

 直近の日足は安値圏で引ける大陰線となり、続落して引けていますが、下値を切り上げる流れを維持しており、現状は調整下げの範囲内に留まっています。174.90-00に日足の下値抵抗が控えており、これを支えとして反発に転ずる可能性を残していますが、割り込んで終えた場合は、調整下げの動きがもう一段強まり易くなります。この場合でも、172.30~172.50,171.00-10に強い抵抗が控えており、これらを全て切り崩して170円を割り込んで終えない限り、短期トレンドは大きく変化しません。一方上値は、177.00-10,177.50-60,178.00-10に強い抵抗が控えていることや、対ドルでのトレンドがまだ弱く、反発に転じてもこれらを全て上抜けるにも力不足と見られます。日足の上値抵抗は前述の通り。下値抵抗は175.50-60,174.90-00,174.50-60,173.70-80,172.30~172.50にあります。178.00超えで終えれば一段の上昇へ、逆に172円割れで終えた場合は新たな下落リスクが点灯、170円割れで終えた場合は“ユーロ弱気”に変化します。21日、120日、200日移動平均線は174.52,169.62,166.07に位置しており、短期トレンドは“ユーロ強気”の流れを変えていません。

    一方直近の週足を見ると、前週足から大きく上寄りした位置に実体が小さく、上ヒゲの非常に長い陽線で終えています。トレンドは“ユーロ強気”の流れを変えていませんが、上値トライに大きく失敗して押し戻された形となっており、今週は上値余地が拡がり難い展開が予想されます。一方で、現状は下値を切り上げる流れに変化なく、175円台の下値抵抗を守って反発に転ずる可能性を残しています。日足が175円を割り込んで終えた場合は調整下げの動きがもう一段拡がり易くなりますが、調整的な下げに留まるなら、172.50~173.00を大きく割り込まない可能性も高いと見られます。但し、172.50以下で越週した場合は、8月に付けた169.73を直近安値として下値を切り上げて来た短期的なサポートラインを下抜けて、下値リスクがやや高くなります。さらに、171円を割り込んで越週した場合は、今年2月に付けた154.80を基点として下値を切り上げて来たやや中期的なサポートラインも下抜けて、短期トレンドが“ユーロ弱気”に変化します。このサポートラインは今週、171.20-30に位置しています。今週の週足ベースで見た上値抵抗は177.00-10,177.60-70に、下値抵抗は、175.00±10銭、173.70-80,172.70-80,171.20-30にあります。31週、62週移動平均線は168.09と164.52に位置しており、中期トレンドは“ユーロ強気”の流れに変わりありません。

     今週の戦略は、ユーロ買いは175.70-80で軽く押し目買い。損切りは175.00で一旦撤退です。売りは、177.00-10の戻り待ちとします。損切りは177.70で撤退です。

   上値は、176.60-70,177.10-20,177.60-70に強い抵抗が出来ており、全てをクリアし切れない可能性も高いと見ますが、177.70超えで終えれば下値リスクが後退、178.00-10を上抜けて終えれば上値トライの流れに戻して180円台が視野に入ってきます。下値は、175.70-80,175.50-60にやや強い抵抗がありますが、これを割り込んだ場合は175.00±10銭、174.30-40,173.90-00,173.30-40,173.00-10,172.30~172.50にある一段と強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。

© 2025 オフィスフレア/川合美智子
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