【ユーロ円週間予想】上値余地を探る動き。172円割れで終えた場合は下値リスクが点灯。170円割れの越週で下落幅拡大の可能性が点灯。
直近の日足は陰線引けとなり、前日の上昇分を打ち消しています。174円台を維持出来ずに終えており、上値の重いスタートとなることが予想されますが、下値を切り上げる流れを維持しており、週初の下値トライに失敗すれば再び上値トライの流れに戻す可能性も高い状態です。但し、ユーロが対ドルで1.1700を割り込んで終えた場合は対ドルでの調整下げの動きが強まり易くなるため、ユーロ/円も上値が抑えられる展開となることが予想されます。短期トレンドは“ユーロ強気”の流れにありますが、172.40-50の抵抗を下抜けて終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなります。171円を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが点灯、170.60-70の抵抗を下抜けて終えた場合は168円台の下値抵抗を切り崩しつつ一段の下落に繋がり易くなります。逆に、174.50超えで終えた場合は、上値トライの流れに戻して175円超えトライへ。日足の上値抵抗は174.10-20，174.40-50，175.10-20，175.40-50に、下値抵抗は173.60-70，173.10-20，172.70-80，172.40-50にあります。21日、120日、200日移動平均線は172.75，168.01と165.17に位置しており、短・中期トレンドは“ユーロ強気”の流れにあります。
一方直近の週足は、実体の小さい陽線で前週の陰線を切り返していますが、上昇エネルギーに欠けるものであることや、上値トライにも失敗しており、上値余地が大きく拡がり難い展開が予想されます。現状は7/31に付けた169.73を直近安値として下値を切り上げる流れを維持していますが、この短期的なサポートラインが172.70-80に位置しており、これを割り込んで越週するか、日足が172.40-50の抵抗を下抜けて終えた場合は下値リスクがやや高くなります。さらに今年2月に付けた154.80を基点とし、5月に付けた直近安値161.09を結ぶ、やや中期的なサポートラインが170.10-20に位置していますが、170円を割り込んで越週した場合は、調整下げ局面入りの可能性が高くなり、164～166円方向への一段の下落リスクが生じます。逆に今週の週足ベースで見た上値抵抗が175.10-20にありますがこれを上抜けて越週した場合は、新たな上昇トレンド入りの可能性が生じて一段の上昇に繋がり易くなります。今週の週足ベースで見た上値抵抗は174.20-30，175.10-20，176.00-10に、下値抵抗は172.70-80，171.90-00，171.00-10，170.10-20にあります。31週、62週移動平均線は166.45と164.11に位置しており、中期トレンドをサポートしています。
今週の戦略は、173.10-20で押し目買い。損切りは172.40で撤退です。売りは様子見か、174.30-40で軽く試し売り程度に。損切りは174.70で浅めに撤退です。
上値は、174.10-20に軽い抵抗が、174.30～174.50にやや強い抵抗がありますが、これを上抜けて終えた場合は、上値トライの流れに戻して174.90-00，175.10-20，175.40-50，175.80-90，176.10-20にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、173.60-70，173.30-40，173.00-10にやや強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されますが、これらを全て切り崩して172.40-50の抵抗も下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯、172.00-10，171.50-60，171.10-20，170.60-70の抵抗を全て切り崩して終えた場合は、短期トレンドが変化して調整下げ局面入りの可能性が高くなります。この場合は168円台の下値抵抗を切り崩しつつ164～166円方向への一段のユーロ下落に繋がり易くなります。
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