
「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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最新のマーケット情報まとめ
<今週の相場振り返り>
・ドル円レンジ継続: 146円〜149円台のレンジが継続
・石破首相辞任表明の影響: 月曜日に60銭円安方向に窓開けしたが、その後すぐに反落し窓を埋める展開
・日銀報道による円買い: 146円30銭まで下落したが、ニューヨーク市場にかけて全戻し
・米CPI発表: 前月比+0.4%と予想上振れでドル買い反応も、新規失業保険申請件数増加により下落
<来週の注目ポイント>
▶FOMC(9月17日)
・政策金利: 0.25%利下げが完全織り込み済み(0.5%利下げは1割程度の可能性)
・ドットチャート: 年内あと何回利下げするかがポイント(市場は2回を想定、完全織り込みではない)
・パウエル議長会見: 労働市場の下振れリスクとインフレ高止まりのバランスをどう見るか
▶日銀会合(9月19日)
・政策金利: 現状維持を確実視
・植田総裁会見: 日米関税合意により不確実性が後退、利上げ観測への言及に注目
・政局リスク: 10月4日の自民党総裁選前で、明確な利上げ時期言及は困難か
・市場織り込み: 10月利上げ3割、年内6割の可能性
<その他の注目イベント>
・9月16日: 米8月小売売上高
・9月18日: 新規失業保険申請件数
・9月19日: 日本8月消費者物価指数
・自民党総裁選関連: 候補者の政策発表、特に高市氏の物価・為替政策に言及があるか目
<テクニカル分析>
・週足: 三角持ち合い形成中、移動平均線に挟まれた膠着状態
・日足: 8月雇用統計以降のヨコヨコ展開継続
・上値目標: 149円突破後は151円手前
・下値目標: 145円サポート、下抜けなら143円程度
<結論>
来週はFOMCでは利下げ回数、日銀会合では利上げ時期への言及が焦点。ドル円は146-149円レンジをどちらにブレイクするかが最大の注目点。
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『最新のドル/円相場を解説』
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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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