
このレポートでは、メキシコペソとアメリカ経済や日本円との為替レートの動き、メキシコペソの見通し、そしてその影響を受ける可能性がある要因について詳しく解説します。
執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
X(Twitter): https://twitter.com/KandaTakuya
強気のパーフェクトオーダーで上値試しを期待 13週線割れなら消滅へ
メキシコペソ/円は節目の8.00円を前に足踏み状態が続いている。しかし、週足チャート上には8月第3週に「上昇シグナル」とされる強気のパーフェクトオーダーが出現。現在も上伸への期待が持てるチャートの形状を維持している。強気のパーフェクトオーダーとは、現値が最上部にあり、次いで短期移動平均線、その下に中期移動平均線、さらに下に長期移動平均線が、いずれも右肩上がりで並ぶ状態を指す。
ペソ/円の週足はまさに、最も上部に現値(8日13時時点:7.913円前後)が位置し、次いで13週移動平均線(7.850円前後)、26週移動平均線(7.614円前後)、52週移動平均線(7.569円前後)の順にいずれも右肩上がりで並んでいる。早晩、8.0円を突破して上値を試す展開が期待できるチャートフェースと言えるだろう。もっとも、チャートが発するシグナルには「ダマシ」が付き物だ。仮に、ペソ/円の現値が13週移動平均線を終値で割り込んでしまえば、強気のパーフェクトオーダーは消滅する。この場合、現在点灯中の強気シグナルは「ダマシ」であったということになるため注意が必要だ。
メキシコペソ/円 週足チャート

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神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。

