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ドル円は円高注意!米財務長官の発言で市場動揺…今後の注目点を解説 今井雅人氏 2025/8/14【FX予想】#外為ドキッ

 

ドル円は円高注意!米財務長官の発言で市場動揺【マット今井 実践トレードのつぼ】

収録日:2025/8/14

元邦銀ディーラーの今井雅人氏が現状の世界経済を詳細に分析し、今後の為替相場動向まで踏み込み見通しを示します。

動画要約・まとめ

以下、動画のテロップ内容をまとめました:

市場動向
- マーケットはリスクオフとなり、株価下落・ドル安・円高の展開

ベッセント財務長官の発言
FRBへの圧力
- 9月FOMCで予想される0.25%利下げに対し、0.5%利下げができるはずと発言
- 現在より1.5%~1.75%程度金利が低くなるべきで、今は高すぎると主張
- 政府から中央銀行への金利指示は通常あり得ないが、トランプ政権は従来の秩序を破っている

日本への要求
- 植田日銀総裁と話をしたことを明かした上で、日本はインフレをもっと抑制するべきと発言
- これは暗に利上げを求めている越権行為

財務長官の真意の推測
- アメリカに利下げ、日本に利上げを求めることで金利差を縮小
- 円高方向に誘導し、貿易赤字を縮小させる狙いがある可能性

市場への影響と今後の見通し
- 今日は円高方向に動いており、ドル円は146円台から145円台まで下落
- 日銀がアメリカの要求で簡単に利上げするとは考えにくい
- FRBも0.5%の大幅利下げは常識的に考えられない
- 発言自体は長期的な影響は少ないと予想されるが、トランプ政権の方向性は明確

今週の相場見通し
- ドル円は145円台から147円台での推移を予想
- 当初期待していた上昇は困難になった
- 不安定な相場が続く可能性

結論
ベッセント財務長官の発言により、アメリカの利下げと日本の利上げ圧力が表面化した。これは金利差縮小による円高誘導と貿易赤字縮小を狙った可能性がある。短期的には円高方向だが、両国中央銀行が政治的圧力に屈する可能性は低く、長期的影響は限定的。ただし、トランプ政権の介入姿勢は今後も注意が必要で、ドル円は150-147円台での不安定な推移が続く見込み。

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株式会社マットキャピタルマネージメント 代表取締役
今井雅人
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、経済アナリスト活動など多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。株式会社マットキャピタルマネージメント代表取締役。
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