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ユーロ円今週の予想「上値余地を探る動き。」FXチャート分析 2025/8/11

【ユーロ円週間予想】上値余地を探る動き。170円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯。

 直近の日足は小陽線で終え、下値を切り上げる流れを維持しています。単体では上昇エネルギーの強いものではなく、また172.30-40の日足の抵抗を上抜け切れていませんが、7/28に付けた173.89を直近高値として上値を切り下げて来た短期的なレジスタンスラインから上抜けた位置を保っており、上値トライの流れが継続すると見られます。173.00-10超えに強い上値抵抗が控えていますが、173.80-90の抵抗をクリアして174円台に乗せて終えれば、新たな上昇エネルギーを得て一段の上昇に繋がり易くなります。一方下値は171.20~170.60ゾーンにやや強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されますが、170円を再び割り込んで終えた場合は、下値リスクが高くなり、調整下げ局面入りの可能性が高くなります。この場合でも168.00-10、165~166円台に強い下値抵抗が控えており、調整下げに留まるからこれらを下抜けない可能性も高くなります。日足の上値抵抗は172.30-40,173.00-10,173.30-40,173.80-90に、下値抵抗は171.20-30,170.60-70,170.00±10銭にあります。21日、120日、200日移動平均線は171.97,164.98,163.56に位置しており、これらを全て上抜けた位置にあり、短期トレンドは強い状態ですが、短期線と200日線との乖離がやや大きくなっていることから、調整の動きが出てきてもおかしくありません。170円を割り込んで終えた場合は下値リスクに要注意。

 一方直近の週足は陽線引けとなり、続落を食い止めていますが、前週の大陰線をしっかり切り返して越週するまでは、上値余地も拡がり難い状態です。173.80-90の抵抗をクリアして174円台に乗せて越週すれば、下値リスクが後退して昨年7月に付けた175.42が天井であったか否かをトライする動きが強まり易くなります。逆に上値トライに失敗して170円を割り込んで越週した場合は下値リスクが高くなり、167~168円台の下値抵抗の強さを確認する動きが強まり易くなります。この場合でも中期トレンドがまだ強く、急落地合いにも繋がり難いでしょう。今週の週足ベースで見た上値抵抗は172.40-50,173.00~173.20,173.80~174.00に、下値抵抗は170.80-90,170.00-10,168.00-10,166.90-00にあります。31週、62週移動平均線は164.08と163.97に位置しており、中期トレンドは“ユーロ強気”の流れに変わりありません。

 今週の戦略は、ユーロ買いは171.20-30の押し目待ちとします。急落した場合の下値余地を170.80近辺まで見て置く必要があります。損切りは170.50で一旦撤退です。トレンドが強い状態にあるので、売りは様子見か173.20-30まで引き付けて。損切りは173.90で撤退です。

 上値は、172.30-40,172.70-80,173.00-10,173.20-30,173.50-60,173.80-90に強い抵抗があり、上下動を繰り返す展開が予想されますが、全てクリアして174円台に乗せて終えれば、新たな上昇エネルギー昨年7月に付けた175.42をトライする動きへ。下値は、171.70-80に軽い抵抗が、171.40-50,171.20-30,170.80-90,170.50-60に強い抵抗があり、下値余地が限られる展開が予想されますが、これらを切り崩して170.10-20,169.90-00の抵抗を全て下抜けて終えた場合は、短期トレンドが変化して、調整下げ局面入りの可能性が高くなります。この場合でも調整下げに留まるなら165円を大きく割り込まない可能性が高くなります。

© 2025 オフィスフレア/川合美智子
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