
午前の為替予想は… 日米貿易合意で方向感出ず 首相の進退をめぐる不確実性も影響
作成日時 :2025年7月24日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 中村勉
ドル円予想レンジ
145.800-147.200円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%下落。日米が貿易協議の合意に達したことや石破首相の退陣を巡る報道で乱高下したが方向感は出なかった。NY時間には「欧州連合(EU)と米国が関税合意に近づいている」との一部報道や、米6月中古住宅販売件数の弱い結果もあり、ドルは前日と比べやや下落した。
米国の関税協議はいくつかの国と合意し、関税率は警戒されていたほど高くないものとなっている。これが米国の過度のインフレ懸念を和らげており、ドル買い圧力は後退している。一方で、日米の貿易合意は円買い・円売り双方の要因があり、石破首相の退陣報道による政局不透明感もあることから、積極的に円を買い進める状況でもない。新たな材料を求めて方向感を探る動きが続きそうだ。材料面では新規失業保険申請件数や米7月製造業・サービス業PMI、6月新築住宅販売件数が発表される。
今朝 最新のドル/円チャート

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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