
午前の為替予想は… トランプ関税巡る思惑で148円が視野に
作成日時 :2025年7月14日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 神田卓也
ドル円予想レンジ
146.700-148.500円
前日の振り返りとドル円予想
11日のドル/円は終値ベースで約0.8%上昇。トランプ政権による関税引き上げが米国の物価を押し上げるとの見方から米長期金利が上昇する中、日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りが断続的に入った。トランプ大統領はこの日、カナダの輸出品に対する35%の追加関税を発表。ドル/円は、NY市場で147.52円前後まで上伸して6月23日以来の高値を付けた。米長期金利の上昇に関しては、今週15日に発表される米6月消費者物価指数(CPI)がトランプ関税の影響で上振れするとの思惑もあって、幅広い年限で米債売りが優勢だった。なお、トランプ大統領は日本時間12日、メキシコと欧州連合(EU)に30%の関税を賦課すると表明した(いずれも発効は8月1日)。週明けの本日も、米長期金利はトランプ関税を巡る思惑から上昇しやすい地合いが続きそうだ。ドル/円についても、上値が軽い一方で下値は堅い展開が継続しやすいと考えられる。チャート上の重要な上値ポイントは6月23日高値の148.04円前後だろう。これを突破すれば、5月12日高値148.65円前後の奪回も見えてきそうだ。
今朝 最新のドル/円チャート

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株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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