金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動き まとめ
COMEX取引所の中心限月となる、8月限月は続落し、1オンス当たり3315.40ドルで取引を終了、前日から28.50ドル(0.85%)の値下がりとなった。
今回の価格下落には複数の背景要因が作用している。米国の堅調な経済指標を受けて、年内の金融緩和期待が後退したことが主要因となっている。金利引き下げ観測の縮小は、無利息資産である貴金属にとって逆風材料となっている。
テクニカル的な側面では、重要な節目となる3328ドル水準を2回にわたって突破できなかったことで、上値の重さが意識されている。前月に史上最高値を記録した後の調整色が強まっており、利益確定の動きも価格を押し下げる要因となっている。
地政学的には米中間の緊張関係が再び表面化しているものの、従来のような安全資産としての金への資金流入は限定的な状況が続いている。両国は留学生問題や貿易協定の履行を巡って対立しており、今後の交渉の行方が注目される。
週間ベースでは約2%の下落となっており、前週の5%近い上昇から一転して調整局面に入っている。ドル相場の底堅さも、ドル建て商品である金の重石となっている状況だ。
最新の金(ゴールド)CFD チャート
30分足チャート
日足チャート
「CFDネクスト」での金(ゴールド)スポット価格について、テクニカル分析では単純移動平均線(10日)が下向きになる中、価格は移動平均線より下に位置している。また、相場の過熱感をはかるRSIは、50を割り込んで推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
金スポット 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム
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金(ゴールド)の上昇・下落変動要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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