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外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
市場予想動画の要約・まとめ
昨日のアメリカの為替政策の動きがマーケットを動かす要因になった
ドル円相場は148.65円まで上昇後、145.6円まで下落
米韓高官の為替政策協議に関するニュースが影響
為替政策協議関連
米韓高官(韓国企画財政省とアメリカ財務省のカプロス次官補)がミラノで会談
通貨政策について対話を継続することで一致したと報道
このニュースで韓国ウォンが上昇し、アジア通貨全体もドル安・アジア通貨高が進んだ
ドル円も147円付近から145.6円まで急落
来週、加藤財務大臣とアメリカのベッセント財務長官らとの会談も予定
アメリカの為替観測
アメリカ政府はドル高を望んでいない可能性が高い
輸出企業の競争力や貿易赤字削減のため、通貨安を望む傾向
4月の139円台への円高時は「トリプル安」(債券安・株安・ドル安)による混乱
アメリカは「秩序なきドル安」は望まないが、「秩序あるドル安」は容認か
為替協議の報道後、「そのような話はしていない」との情報も出て、ドル円は147.1円まで反発
現在は146.5円付近で推移
147円台が重要なサポートラインになっている
政治・経済関連
トランプ大統領が中東歴訪中
カタールと2,435億ドルの取引、サウジアラビアとは6,000億ドル(約80〜90兆円)の取引
サウジのソブリンウェルスファンド(PIF)がアメリカの運用会社と120億ドルの投資契約締結
株式市場の動向
昨日のアメリカ株は引け際に調整、S&P500は0.1%上昇、ダウは0.21%下落、ナスダックは0.7%上昇
テクノロジー関連株が強い
日経平均は弱く、38,000円を割り込み37,600円台まで下落
本日の注目点
よる9時半に米国の新規失業保険申請件数、卸売物価指数(PPI)、小売売上高などの経済指標発表
アメリカの消費状況と物価動向に注目
ドル円は147円台回復するか、または145円台半ばまで下落するかが焦点
結論
米韓の為替政策協議を受けたドル安の動きが市場を揺さぶったが、米政府は急激なドル安ではなく、秩序あるドル安を望んでいる可能性が高い。今後は米経済指標の発表を受けて、ドル円相場が147円台を回復するか145円台に留まるかが注目点。またトランプ大統領の中東歴訪による大型経済取引も市場に影響を与える可能性がある。加藤財務大臣の動向、米ベッセント財務長官との会談も重要なポイントとなるだろう。
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株式会社ADVANCE代表取締役 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行で、20年以上にわたり、為替ディーラーとして活躍。現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。ドル、ユーロなどメジャー通貨のみならず、アジア通貨をはじめとするエマージング通貨でのディーリングについても造詣が深い。また、海外のトレーダー、ファンド関係者との親交も深い。YouTubeなどで個人投資家に対して為替に関する情報を発信しており、人気を博している。
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