指値・ストップ注文のレート水準と数量がわかる「外為注文情報」から今後のポイントを探ります。
日銀利上げ時期先送り見通しで円安、個人投資家は成行注文主体
本日のアジア時間からロンドン時間にかけてのドル/円はしっかり。金融政策決定会合を開催した日銀が、2％物価目標の達成時期を後ろ倒ししたほか、利上げ期待が高まりづらかった植田総裁会見が材料となり、ドル/円は144.746円まで上昇した。ただ、日銀総裁の会見後は材料出尽くし感から144.30円レベルまで押し戻された。日銀は展望レポートで25年度のコアCPI見通しを従来の2.4％から2.2％へ、26年度のコアCPI見通しを2.0％から1.7％へ引き下げた。
現状レベルの上側の144.450円、144.850円に売りが観測されるほか、144.450円、144.500円、144.550円、144.650円にストップ買いが確認できる。一方、下側では144.100円、144.250円、144.300円にストップ売りが確認できる。全体的に指値・ストップ注文は少なく、投資家は流れを見極め成行注文で取引している模様。
※注文情報「米ドル/円」 1メモリ＝1,000,000通貨
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