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相場分析ポイント解説・通貨ペア分析
ドル/円
日足チャートでは実体が長期移動平均線から下側に大きく乖離している
週の動きは以下の通り:
月曜日:陽線で上昇
火曜・水曜日:横ばい
木曜日:陽線で高く引ける展開
金曜日:陰線で沈む
一日で1円程度の値動きがあり、ポジションの管理に注意が必要
木曜日に買いサインと思われたが、金曜日の陰線で買いではなかったと判断
実体が長期移動平均線の下側に位置している点を重視し、慎重な取引が必要
チャートは悪化したが完全に終わったわけではないため、様子見の姿勢が適切
ユーロ/円
今週のFXレポートではトップに持ってきている通貨ペア
ドル/円との違いは:
中期・長期の移動平均線がゴールデンクロスを形成している
実体が中期・長期の移動平均線の上側に位置している
金曜日の陰線でも木曜日の陽線を完全に包んでおらず、比較的高い位置で引けている
ドル/円と比較して売り方不利(買い方有利)な展開
他の通貨ペアも全体的に沈むようであれば状況は変わるが、先週の高値を超えてくるような展開になれば、買うならユーロ円が最適
ポンド/円
基本的にユーロ/円と似たチャートパターン
しかし木曜日の陽線を金曜日の陰線で完全に包んでしまっている点が懸念材料
この点からユーロ/円と比較して買いにくい状況
チャート判断としてはポンド/円よりもユーロ/円が買いでのインに適している
豪ドル/円
ドル/円と同様の展開を見せている
長期移動平均線が右下がりの中、戻りきれていない
木曜日に上昇の兆しがあったが、金曜日の陰線で沈む展開
買いには適さない状況
ユーロ/ドル
先々週の動きを受けて、先週前半は上値が短期移動平均線に抑えられる
窮屈な動きが継続
水曜日は陰線で安く引け、木曜日に週間安値をつける
その後反発してきているため、目先は底打ちの可能性
しかし積極的な買いには適さない印象
ポンド/ドル
中途半端な形状のチャート
長期移動平均線が上昇傾向を示している
短期・中期の移動平均線の上側に実態線が位置
チャート的には悪くないが、積極的な「ガンガンの買い」とは言えない
ユーロ/ドルとポンドドルを比較した場合:
ユーロ/ドルは陰線の重みが残っている
ポンド/ドルはその傾向が弱い
よってどちらかを選ぶならポンド/ドルが買いに適している
豪ドル/米ドル
「手出し無用」と表現されるほど方向感がない
三本の移動平均線がほぼ平行に移動
実体が絡み合う混沌とした動き
MACDもゼロラインに近づいている
ドルと豪ドルの力関係はほぼイーブン
この状況から方向性を占うのは困難
市場環境に関する見解
アメリカの株式市場がおかしな動きをしており、為替市場にリスクオフの流れが出る可能性
積極的に取引に入るよりも慎重な姿勢が必要
チャート分析からは、ポンド/ドルとユーロ/ドルが若干ドル売りに傾いている印象
総合的な見解と戦略
全体的に難しい相場環境が続いている
通貨ペアでは「ユーロ/円」が最も買いに適している
対ドルでは「ポンド/ドル」「ユーロ/ドル」が若干ドル売り傾向
本腰を入れて大きなポジションを取るよりも、「来るべきリスクを取るタイミングに向けての準備運動」として軽めのポジションを検討するのが良い
肩の力を抜いて気軽に取引することを推奨
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井上義教 氏株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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