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メキシコペソ/円見通し「先物ポジション、週足チャート...悲観相場一巡へもうひといき」【知っトク!メキシコペソ】#外為ドキッ 2025/3/17

このレポートでは、メキシコペソとアメリカ経済や日本円との為替レートの動き、メキシコペソの見通し、そしてその影響を受ける可能性がある要因について詳しく解説します。

執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

X(Twitter): https://twitter.com/KandaTakuya

ペソ先物買い越し増加 7.4-7.5円台突破なら底打ち感

 米商品先物取引委員会(CFTC)が発表した通貨先物(IMM)における非商業部門(投機筋)のメキシコペソのポジションは3月11日時点で約3万枚の買い越し。1月には売り越しに転じる場面もあったが、このところは一進一退ながらも買い越しが定着しつつある。米国のトランプ大統領による関税・移民政策で最も大きな打撃を受けるのはメキシコとの思惑が強かったものの、足元では投機筋のペソに対する過度に悲観的な見方は後退している公算が大きい。

 トランプ米大統領は今月6日、シェインバウム・メキシコ大統領との協議を経て、「米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」対象の製品に関しては4月2日まで25%関税を猶予すると表明した。シェインバウム大統領の米政権に対する冷静な対応を高く評価する声もある。こうしたペソを取り巻く市場環境は通貨安局面の一服を示唆していよう。

 なお、週足チャート上でも7.4-7.5円台に位置する13週移動平均線と26週移動平均線に迫っており、これらを上抜ければテクニカル面でも底打ち感が広がりそうだ。少し気は早いが、3月第1週に付けた7.065円前後で底入れするようなら、昨年9月安値6.990円前後との「ダブル・ボトム」形成への期待(ネックラインは昨年12月の戻り高値7.843円前後)が浮上することも考えられる。

メキシコペソ/円 週足チャート

メキシコペソ 週足

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外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。