午前の為替予想は… 米国の景気鈍化懸念がくすぶる中で米CPIに注目
作成日時 :2025年3月12日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉
ドル円予想レンジ
146.500-148.500円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は前日の米株価指数の大幅な下落の流れを引き継ぎ、日経平均株価が大きく低下したことで、一時、昨年10月4日以来となる146.55円前後まで下落。その後は、米10年債利回りが上昇に転じたこともあり148円台前半まで買い戻されたが上値は重かった。また、米国とカナダの報復関税合戦を巡る懸念から乱高下する場面も見られた。
関税の影響による米景気後退懸念がくすぶる中で、本日は米2月消費者物価指数(CPI)が発表される。市場予想は前年比+2.9%となっている(前月+3.0%)。市場予想に反して前月からインフレが加速した場合には、米長期金利の上昇を受けて一時ドル高・円安に振れることも考えられるが、インフレが米景気を圧迫するとの懸念が高まればドル/円は再び146円台半ばの安値を試す可能性があろう。
今朝 最新のドル/円チャート
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中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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