豪ドル/円今日の見通し「世界的な株価下落で豪ドル円は7カ月ぶり安値水準」2025/3/5

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短期トレード即効チャージ　豪ドル円

オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・NY原油先物市場は続落。終値は前日比-0.11ドルの1バレル＝68.26ドル（3月4日）。

＜WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら＞

・3月4日に発表された豪1月小売売上高は市場予想通り前月比+0.3%となった。

・2月26日に発表された豪1月CPIは前年比+2.5%（予想：+2.6%、前月：+2.5%）だった。また、1月CPIトリム平均は+2.8%で前月（+2.7%）から伸びが加速した。
1月29日に発表された、豪10-12月期消費物価指数（CPI）は前年比+2.4%（予想：+2.5%、前四半期：+2.8%）で予想以上の鈍化だった。また同CPIトリム平均は前年比+3.2%だった（予想：+3.3%、前四半期：+3.6%）。

・2月20日発表の豪1月雇用統計は、雇用者数が4.40万人の増加と市場予想（2.00万人増）を上回った。失業率は4.1%で予想通り前月（4.0%）から上昇。労働参加率は過去最高となる67.3%だった。

・2月18日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利を4.35%から4.10％へ引き下げた。声明では「さらなる政策緩和の見通しについては引き続き慎重である」などと慎重な姿勢を示した。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

世界的な株価下落で豪ドル円は7カ月ぶり安値水準

本日は豪10-12月期国内総生産（GDP）が発表される。豪州では2024年7月からエネルギー料金などに関して政府が補助をしている。また、10月、11月にはブラックフライデーなどの大型セールイベントが開催されたこともあり、当該月の小売売上高は堅調な結果となった。豪州のGDPの約5割を占める個人消費が堅調だったこともあり、市場の豪10-12月期GDPの予想は前期比+0.6%、前年比+1.3%と前回（+0.3%、+0.8%）から伸びが加速している。ちなみにRBAが2月の理事会で公表した金融政策報告内での同時期のGDP成長率予想は前年比+1.1%だ。市場やRBAの予想を上回る結果となれば、RBAの追加利下げ織り込みが後退することになり短期的には豪ドル買いの材料となり得る。
警戒したいのは米中貿易摩擦懸念が拡大することだ。昨日、トランプ米大統領は予定通り中国への10%の追加関税を発動させた。これに対して中国も即座に大豆を含む米国産農産物に対して15%の報復関税を賦課することを表明していることから、今後は米国によるさらなる追加関税の有無が焦点となる。本日はトランプ米大統領が11時過ぎから議会演説を行うため、トランプ氏の発言にも注意しておきたい。

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目材料

日米株価動向
09:30 豪10-12月期GDP
11:00 トランプ米大統領、議会演説

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは曇り空に太陽が覗く。6時に豪ドル/円のMACDでシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

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