【ユーロ円週間予想】続落に注意。
直近の日足は前日足から下寄りのスタートとなり、陰線引けとなりました。上値を急角度で切り下げており、また、直近の陰線の上ヒゲが長く、上値トライに失敗した形となったことから、週初から下値トライの動きが強まると見られます。155.00-10にやや強い下値抵抗がありますが、割り込んで終えた場合は一段の下落に繋がり易くなります。短期トレンドは158円台に値を戻せば下値リスクが若干軽減されますが、160円台に実体を戻さない限り、大きく変化しません。日足の上値抵抗は157.00-10,157.40-50,158.00-10,158.70-80に、下値抵抗は156.00-10,155.10-20,154.40-50,154.00-10にあります。21日、120日、200日線は160.97,161.61,164.23に位置しており、短・中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れにあります。
一方直近の週足を見ると、前週足から大きく下寄りのスタートとなり、値幅の大きい陰線引けとなりました。この陰線が昨年8月に付けた154.43を基点とするサポートラインから若干下抜けた位置で終えており、新たな下落リスクが生じています。このサポートラインは156.60-70に位置しており、“ダマシ”の可能性を残していますが、週足の形状が悪化しており、160円台を割り込んで引けた影響がより強く、続落の可能性に注意が必要です。154.80~155.00に週足の横サポートがあり、一旦踏み止まる可能性がありますが、早晩これを切り崩す動きが強まると見られます。今週の週足ベースで見た上値抵抗は156.60-70,157.20-30,158.00-10に、下値抵抗は154.80~155.00,153.20-30,151.00-10にあります。31週、62週移動平均線は162.16と163.03に位置しており、中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れに変わりありません。
今週の戦略は、ユーロ買いはトレンドが弱いので今週いっぱい様子見です。売りは157.00-10で戻り売り。上値余地を157.30近辺まで見て置く必要があります。損切りは158.10で撤退です。
上値は、156.60-70に軽い抵抗が、157.00-10,157.30-40,157.90-00に強い抵抗があり、上値余地が限られる展開が予想されますが、158円台に実体を戻して引ければ日足の形状が改善して上値余地が若干拡がり易くなります。この場合でも158.70-80,159.10-20,159.60-70に強い抵抗が控えており、急伸にも繋がり難く、全てをクリアできずに反落する可能性も高いと見られます。下値は、156.00-10にやや強い下値抵抗がありますが、これを下抜けた場合は155.10-20,154.80-90,154.40-50,154.00-10,153.80-90,153.20-30,152.50-60にある抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。
無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。