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この円高の理由は…ドル円151円台から週明け急落リスクあり|ベッセント財務長官、日銀に利上げ圧力  2025/2/7(金)志摩力男 FX/為替 #外為ドキッ

 

配信期間が終了しました。
最新動画は【外為マーケットビュー】で公開しています。

動画配信期間:公開日から2週間

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

1. 市場環境と最近の動向
- 2月7日時点で、関税問題を巡る市場の混乱が継続
- 米国による対カナダ・メキシコへの25%関税、対中国への10%追加関税の報道で市場が動揺
- 特に円高圧力が顕著になっており、背景には日米首脳会談とベッセント財務長官の発言が影響

2. 関税問題の詳細な展開
- カナダ・メキシコへの関税は1カ月延期が決定
  - 主な目的は国境問題(フェンタニル等の麻薬取締)
  - 関税が実質的な「威嚇」手段として使用される可能性
- 中国への追加関税は実施
  - こちらは実質的な貿易問題として認識
  - より厳格な対応が継続される見込み
- 関税延期によって金利上昇予測が後退
  - 米長期金利が4.6%台から4.4%台まで低下

3. 為替市場の具体的な動き
- ドル/カナダドルの急激な変動
  - 高値1.48台後半から安値1.42台へ大幅下落
  - 過去10年で見ても重要な節目での動き
- ドル円相場
  - 200日移動平均線を下抜け
  - テクニカル分析的にも売り圧力が強まる展開
  - 75日線も重要な指標として注目

4. 米国の通貨政策とその真意
- ベッセント財務長官が語る「強いドル政策」の本質
  - 必ずしも「ドル高」を目指すものではない
  - 基軸通貨としての信頼性維持が主目的
- 貿易収支改善への強い意向
  - GDP比では大きくない赤字だが、トランプ政権は問題視している
  - 実質的にはドル安誘導の可能性
- 日本の金融政策への圧力
  - 政府日銀の「意図的な低金利政策」と批判してくる恐れ

5. 今後の展望と注意点
- 2/7の日米首脳会談での為替問題として言及する可能性
  - トランプ大統領の円安への強い問題意識を表明するか
  - 直接的な言及がなくても為替相場への影響は継続
- 日本の金融政策への影響
  - 日銀への金利引き上げ圧力が継続する可能性
  - 1月の日銀会合利上げも、米国からの圧力が背景にあったかもしれない
- 当面の市場展望
  - 米雇用統計での一時的なドル高は売り場となる可能性
  - 中長期的な円高圧力の継続が予想される

結論:
米国政府の円安是正への強い意向が明確になりつつあり、特に日本の金融政策(低金利政策)への批判が強まっています。日米首脳会談を契機に、さらなる円高圧力が強まる可能性が高く、一時的な円安(ドル高)の場面があっても、それは売り場として捉えられる展開が予想されます。市場参加者は、米国の通貨政策の本質を理解しつつ、慎重な取引姿勢が求められる状況といえます

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志摩力男氏96_130.jpg 志摩力男 氏
慶應義塾経済学部卒。1988年ー1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地の有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍。
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