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ユーロ/ドル 強烈に上値が重くなってきた・・・

 

今週の注目通貨ペア・銘柄はこれだ!


■  ユーロ/ドル 強烈に上値が重くなってきた・・・
先週は、月曜日に高値を付け、金曜日に安値を付ける展開でした。先々週の金曜日に陽線が出現して高く引けたことから上値追いの動きに期待が高まりましたが、そこそこ元気だったのは月曜日だけ、火曜日以降は上値・下値ともに徐々に切り下げる展開が続きました。特に木曜日・金曜日は短いながらも上ヒゲを伴って戻り売りに押される展開が続いていて、金曜日も小陰線ならが安値を更新しての引けと、買い方の懸念は小さくないと考えます。
移動平均線は、中期が上昇する一方で短期・長期が下落しています。実体線は中期・長期の移動平均線の狭間での推移が続きましたが、先週後半の下落で終値が中期の移動平均線水準を下回ってしまい、チャート的には下側のサポートラインをブレイクした形になっています。1月20日の胴体部分が下支えとはなっていますが、とは言え下値不安の対する懸念は小さくないと考えるべきでしょう。
今週は、売り先行スタンスで臨みたいところです。1月上旬から中旬にかけての取引価格帯が下に控えてはいますが、先週火曜日以降の値動きを見るにつけ、買い方の劣勢はかなり明白なものとなっています。戻れば戻り売りに押されることが予想されますし、下値追いの動きに対しては買い方の投げが持ち込まれる可能性が高いのではないでしょうか。大きな下落というよりも、じりじりと値を下げる展開が続くような気がします。


その他 通貨ペア・銘柄分析


■ ドル/円 横ばいがせいぜいかな・・・ 
先週は、月曜日に高値・安値の両方を付ける展開でした。月曜日に突如として陰線が出現して下値を追う展開となりましたが、火曜日以降は上値の重い動きが続きながらも月曜日の安値を割り込むことなく、金曜日は陽線で反発して何とか事なきを得た形での越週となっています。ただ、上値を徐々に切り下げている状況は否定し難く、買い方にやや警鐘を鳴らす形のチャートと考えてよいと思います。
今週は、少し様子を見てみたい感じがします。先週金曜日の陽線で木曜日の陰線をカバーしたことから上値余地が広がったと見えなくもないのですが、やはり先々週から続く上値切り下げの状況を打破するには、終値ベースで中期の移動平均線水準を回復するといった明確なシグナルが必要ではないでしょうか。逆に安く引けた場合には、下値不安が広がる可能性も高いような気がします。

■ ユーロ/円 下落トレンド入りの可能性も・・・ 
先週は、月曜日に高値を付け、金曜日に安値を付ける展開でした。先々週の引け味が良かったことから先週は上値追いの動きを期待していましたが、月曜日の陰線で買い方は意気消沈、火曜日以降も上値追いの動きはほとんど見られず、木曜日の陽線で逆に下値を追う形となり、金曜日も陽線の出現ながら上ヒゲを残してしまい、買い方にとっては何とも懸念の残る値動きが続いています。
今週は、気持ち売り先行スタンスで臨みたい感じがしています。先週木曜日の陰線に対して金曜日の上ヒゲで木曜日の胴体部分を全く回復できなかったこと、先週末の引けのレベルがそれほど高くないことを考えると、大きく戻る可能性よりも下値を追うリスクの方が高いような気がします。1月中旬の安値を切ってくるようだと、下落トレンドへの進展の可能性も高まるかもしれません。

■ ポンド/円 とにかく上値が重すぎる・・・ 
先週は、月曜日に高値を付け、金曜日に安値を付ける展開でした。先々週の引け味が良く、上値追いの可能性が高いと考えていましたが、ユーロ円と同様に週初から全く買い方の支援が乏しく、逆に週末にかけて下値を追う展開となりました。木曜日の陰線の出現の後、金曜日は何とか戻しましたがそれでも上ヒゲを残してしまい、チャートの形状は買い方にやや厳しい状況と考えてよいのではないでしょうか。
今週は、ユーロ円と同様、気持ち売り先行スタンスで臨みたい感じがしています。先週の動きを見る限り、特に木曜日以降の動きは買い方にとって少しショックの度合いが大きく_実体線が下押しを実現する場合には投げを持ち込まざるを得ない状況も想定されるような気がします。値ごろ感からの押し目買いはワークしない可能性が高いという認識を持った方がよいのではないでしょうか。

■ オージー/円 サポートが機能するかどうか・・・ 
先週は、月曜日に高値を付け、金曜日に安値を付ける展開でした。ユーロ円・ポンド円と同様に先々週の週末の引け味が良かったにもかかわらず、週初から陰線が出現、その後も上値・下値を徐々に切り下げる展開が続きました。金曜日は陽線で反発したものの上ヒゲを伴っていて、買い方にとっては何とも苦しい形、戻り売りスタンスを強めざるを得ない状況と言えそうです。
今週は、気持ち売り先行スタンスで臨みたいところです。チャート的には買いを示すものは皆無で、売り方を支援する材料には事欠きません。特にMACDがゼロライン割れでデトクロスを形成した事実は重く、実体線が先週の安値を下回ってくるようであれば買い方の投げが一気に持ち込まれる可能性も高まるような気がします。戻り切れない局面をしっかり売りでインするようなイメージで臨むのがよいのではないでしょうか。

■ 金スポット 過熱感がなくはないが・・・ 
先週は、週初から若干下押しの動きとなりましたが、木曜日の陽線の出現で一気に上値追いの動きを店、週末の金曜日も陽線で続伸と昨年10月末の戻り高値を抜き去る形となっています。過熱感がなくはありませんが、先週初めにそこそこの調整局面を入れたことで過熱感を和らげる役割を果たしていますね。
今週は、引き続き買いスタンスで臨みたいところです。チャート的には、実体線が3本の移動平均線の上側に位置していて、しかも3本の移動平均線がいずれも上昇傾向を維持していることを考えると、新規のポジショニングで売りでインするという選択はありません。また、実体線と長期の移動平均線との乖離もそれほど大きなものとはなっていませんので、そういう観点からも買いでインするよりなさそうです。高値警戒感という言葉に惑わされず、新規のポジショニングは買いを選択すべき局面と判断しています。

今週のチャートリーディング ~相場の強さ~

 

※例:「 ドル < 円 」ドル安、円高。 「<」が多いほどトレンドが強い。
情報提供元:(株)チャートリーディング
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、株式会社チャートリーディングならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。