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来週の為替予想(ユーロ/円 ポンド/円) 「焦らずトレンドを見極めたい、トランプ劇場で見通し不確実」ハロンズ FX 2025/2/2 #外為ドキッ

 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人
執筆日時 2025年1月31日 14時38分

焦らずトレンドを見極めたい、トランプ劇場で見通し不確実

ユーロ/円、ポンド/円は下げ幅さえない展開

ユーロ/円、ポンド/円も上値の重い展開でした。中国IT企業のディープシークの話題から、ユーロ/円は161.54円レベル、ポンド/円は192.16円レベルまで売りが先行しました。その後は、ベッセント米財務長官が「段階的な関税を支持」とのニュースに投資家心理が持ち直して小幅に切り返したものの、月末フローや米関税策への警戒からユーロ/円は159.881円、ポンド/円は191.183円まで下げ幅を広げました。(各レート水準は執筆時点のもの)

FX実践解説、JPY躍進「ドル円下落続く理由は?」(2025年1月30日)

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

欧州通貨、反発は限定的

ユーロ圏PMIが少し持ち直したことで安堵感はあるものの、成長に対する見通しは下振れ懸念が残っています。ECBが0.25%利下げを決めた後に、ラガルド総裁も「経済見通しに対するリスクは下振れ方向」と述べています。加えて、仏独の政治の混乱、トランプ大統領の関税検討、ウクライナ戦争の長期化などネガティブな材料が多く、積極的にユーロを買っていける状況ではないと考えます。シカゴ通貨先物のポジショニングは高水準のユーロショートになっているため、こうしたポジションの巻き戻しによるユーロ反発期待はありますが、それでも上昇の契機となりそうな話題は見つけ難いため、ユーロは上値の重い展開が続き易いと考えます。

また、英国ではMPC(金融政策委員会)が開催されます。インフレが全体的に落ち着く中で、今回は0.25%の利下げに踏み切ると見られています。もっとも、サービス分野のインフレや賃金の伸びが高いこともあり、段階的な利下げの域は出にくいと思われ、利下げペース加速の思惑は高まりづらいでしょう。金利発表後はいったん材料出尽くしによるポンド買い戻しが出ても不思議はありません。ただ、英国の話題よりも今は関税策などトランプ米大統領の政策による投資家センチメントの行方が通貨の方向性を決めている部分もあって、米政権上層部の発言には注意が必要と考えます。

 

ユーロ/円、ポンド/円、下落は継続か(テクニカル分析)

ユーロ/円は三角保ち合いの下限を割り込みましたが、保ち合いレンジ付近へ戻しています。直近の下押しが一時的なオーバーシュートと考えるなら、三角保ち合いのレンジへ戻し、上限の163.50-70円付近までの戻りも想定されますが、200日線が推移する164.45円レベルを超える力強さはないと見て、戻り売り目線を継続したいと考えます。

また、ポンド/円は24日に一度は三役逆転が解消したものの、再び上値を切り下げ、三役逆転へ戻しており、上値の重さが感じられます。190.05円付近に下値支持線が走っていますので、このラインで支えられれば195.00円付近までの戻りは期待出来そうですが、190.00円を割り込んで来れば、186.00円付近まで目線が下がって行くのではないかと、考えています。

【ユーロ/円チャート 日足】

EUR/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:EUR/JPY:157.000-164.000

【ポンド/円チャート 日足】

GBP/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:GBP/JPY:186.000-195.000

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一言コメント

値動きがないよりはマシと考えますが、トランプさんに振り回される日々はまいりますね。

 
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