
米国株高を好感する買いと円高を警戒する売りがせめぎ合い、方向感が出づらいと予想する。米半導体株の上昇要因は東京市場では先週木曜に消化しており、金曜には多くの国内半導体株が下落している。米国株が休場を挟んでも強い基調が続いていること、この先、米国の年末商戦に関するニュースが米国株を一段と上に押し上げる可能性があることなどから、下値は堅いと考える。ただ、取引時間中の為替動向には神経質となりそうで、高くなれば戻り売りが上値を抑えるだろう。日経平均の予想レンジは38050円-38400円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ