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豪ドル/円 今日の見通し「豪小売売上高は予想ほど伸びない可能性も」2024/12/2

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

本日9:30 豪10月小売売上高発表!
・10月31日に発表された豪9月小売売上高は前月比+0.1%と市場予想(+0.3%)を下回った。

・NY原油先物市場は続落。終値は前営業日比-0.72ドルの1バレル=68.00ドル(11月29日)。

<WTI原油・商品CFDチャートはこちら>

・11月27日に発表された豪10月消費物価指数(CPI)は前年比+2.1%(予想:+2.3%、前月:+2.1%)だった。また、CPIトリム平均は+3.5%で前月(+3.2%)から伸びが加速した。10月30日に発表された豪7-9月期CPIは前年比+2.8%(予想:+2.9%、前四半期:+3.8%)で予想以上の鈍化だった。

・11月14日発表の豪10月雇用統計は、雇用者数が1.59万人の増加と市場予想(2.50万人増)を下回った。失業率は4.1%で予想通り前月から横ばいだったが、労働参加率は市場予想や前月(67.2%)を下回る67.1%だった。

・11月5日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。声明は「インフレの上振れリスクに引き続き警戒する必要性」など、前回会合から大きな変化はなかった。


今日の豪ドル(AUD)トレード メインシナリオ

豪小売売上高は予想ほど伸びない可能性も

本日は豪10月小売売上高が発表される。豪州の家計消費は豪政府による減税策や電気代補助の恩恵もあり底堅く推移している。ただ、前月(9月)は季節外れの大雨の影響もあり、前々月(8月)と比べて家計消費はわずかな増加だった。本日発表される10月分は支出が抑えられた9月の反動から前月から0.4%増加すると市場は予想している。ただし、コロナ禍以降、豪州の小売売上高はブラックフライデーのセールイベントが開催される11月に大きな伸びを示す傾向があるため、10月は支出が必要最低限に抑えられる可能性もある。市場はRBAの利下げ開始は来年の4月以降と予想しており、基調的なインフレ率(CPIトリム平均)がRBAの目標レンジ2~3%を上回っている現状では、仮に豪10月小売売上高が市場予想を下回る弱い結果となったとしても、豪ドル相場へ与える影響は限定的となりそうだ。
豪ドル/円の日足チャートを見ると、①ローソク足が雲の下、②転換線が基準線の下、③遅行線がローソク足の下、と三役逆転が発生している。テクニカル的には一段の下落の可能性があることは留意しておきたい。

豪ドル/円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

09:30 豪州10月消費者物価指数
10:45 中国11月財新製造業PMI

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは曇り。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信

外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

12時からのFXライブ解説 配信チャンネルはコチラ

 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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