読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

【FX初心者(11)】ピボットとは「プロが解説!最短マスターほぼ3分FX」#外為ドキッ

 

これからFXをはじめる方、はじめたい方、必見です!
FXの魅力や特徴を、外為どっとコム総合研究所の宇栄原が、わかりやすく解説いたします。

執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha

ピボットについて

FXにおけるピボットについて、分かりやすく説明いたします。

ピボット分析は、テクニカル分析の一つで、純粋に価格の動きから将来の方向性を予測する手法です。

ピボット分析の基本は、前日の「高値」「安値」「終値」という3つの価格データを使用します。これらの値を足して3で割った数値が「ピボットポイント」と呼ばれる中心軸となります。このピボットポイントを基準として、上下にレジスタンス(上値抵抗線)とサポート(下値支持線)のレベルが設定されます。

例えば、ピボットポイントから、上方向には3つのレジスタンスレベルが、下方向には3つのサポートレベルが設定されます。これらの価格帯は、売買の判断基準として活用されます。レジスタンス1で売り、サポート1で買い戻す、あるいはレジスタンス2までの上昇を待って売り、サポート2で利益確定するといった具合です。

特に重要なのは、レジスタンス3とサポート3です。これらは「ターニングポイント」と呼ばれ、相場のトレンド転換を示唆する重要な価格レベルとなります。例えば、相場がレジスタンス3を突破した場合、それまでの売りポジションは損切りし、トレンドの転換を考慮する必要があります。

ただし、ピボット分析にも限界があります。この手法が最も効果を発揮するのは、相場がある程度の範囲内で推移する「レンジ相場」の時です。逆に、大きなトレンド相場が発生している場合は、ピボット分析の有効性は低下します。

そのため、ピボット分析を活用する際は、以下の点に注意を払う必要があります:
1. レンジ相場での有効性
- 相場がある程度の範囲内で推移する時に効果的
- 大きなトレンドが発生している時は使用を控えるべき

2. トレンド判断の必要性
- 5分、10分、60分、日足チャートでトレンド確認
- トレンド発生時はピボット分析を一時中断

3. 記録と検証の重要性
- 取引結果を記録する習慣をつける
- ストップ損が連続する場合は一旦休止

4. ストップ注文の徹底
- 必ずストップ注文を入れる
- リスク管理を徹底する

ピボット分析は、相場が不明確な時でも、機械的かつ客観的な判断基準を提供してくれる優れた手法です。特に、ストップ位置が明確になるため、リスク管理がしやすいという利点があります。ただし、どんな分析手法にも限界があることを理解し、市場環境に応じて柔軟に使い分けることが重要です。

トレーディングを成功させるためには、ピボット分析と他のテクニカル指標を組み合わせ、自分なりの取引ルールを確立することが推奨されます。そして何より、取引記録をつけ、定期的に検証を行うことで、より効果的な取引手法へと発展させていくことが大切です。

www.gaitame.com

FX初心者向けの内容を動画で解説

関連動画

「プロが解説!最短マスターほぼ3分FX」シリーズ

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信

外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

12時からのFXライブ解説 配信チャンネルはコチラ

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。