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外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
市場予想動画の要約・まとめ
本日の見通し:
日銀政策決定会合と植田総裁の発言について、注目すべきポイントをお話しします。現在ドル円は152円85銭付近まで上昇し、直近高値を超えてきています。本日のデイリーピボットは153円65銭付近にあり、この水準を上抜けられるかどうかが重要だと見ています。
日銀会合のポイント:
展望レポートでCPIとGDPの予想がどうなるかが注目です。特に重要なのは植田総裁の発言で、これまでは「金融政策の正常化には時間的な余裕がある」という発言を続けてきました。今回も同様のハト派的な発言があれば、ドル円は155円や156円を目指す動きになる可能性があると考えています。
介入に関する見通し:
現在のレベルでの介入はないと考えていますが、154円50銭を超えると160円が視野に入ってくるため、そこまでいく前に政府の牽制発言が出る可能性が高いでしょう。
市場動向の詳細:
ドル円のオーダー状況を見ると、153円後半での売りが多く溜まっています。これは利益確定の売りか新規のショートポジションを作る動きかもしれません。一方で買いは少なく、むしろストップロス注文が多い印象です。
特に注目すべきは152円35-40銭付近で、これは月曜日に衆院選の結果を受けてギャップを開けて上昇した水準です。この水準が下値サポートとして機能する可能性が高いと見ています。
その他の市場動向:
オーストラリアではCPIが2.8%となり、インフレターゲット(2-3%)の範囲内に収まりましたが、RBAが重視するトリム平均値は3.5%と依然高止まりしています。これにより、利下げは来年2月以降になる可能性が高いと見ています。
英国では400億ポンドの増税案が発表され、一時的にポンドの下落要因となりました。GDPに対する税収の割合が38.2%という大規模な増税となっています。
結論:
本日の日銀会合では、植田総裁の発言内容が市場の方向性を決める重要なポイントとなるでしょう。特に円安に関する発言と、今後の金融政策の方向性について注目しています。ただし、過度な円安進行には政府から牽制が入る可能性も考慮する必要があります。
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外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

株式会社ADVANCE代表取締役 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行で、20年以上にわたり、為替ディーラーとして活躍。現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。ドル、ユーロなどメジャー通貨のみならず、アジア通貨をはじめとするエマージング通貨でのディーリングについても造詣が深い。また、海外のトレーダー、ファンド関係者との親交も深い。YouTubeなどで個人投資家に対して為替に関する情報を発信しており、人気を博している。
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