「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆：外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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今日のドル円 テクニカル分析で環境認識（動画の内容 ポイントまとめ）
アメリカのJOLTS求人件数の発表を控えた2024年10月29日の為替市場についての分析を以下にまとめました。
【現在の市場状況】
ドル円相場は153円を挟んで方向感を模索する展開となっています。朝方には153.30円台の高値をつける場面もありましたが、その後152.70円台まで下落する局面もありました。ただし、基本的な上昇トレンドは継続しており、153円台を回復している状況です。
【テクニカル分析】
- 移動平均線：10日・20日線は上向き、80日線は下向き
- RSIは70ラインに張り付いている状態
- 昨日のローソク足は十字線に近い形状で、方向感の乏しさを示唆
- 昨日形成された窓は、ほぼ埋める動きとなった
【本日の注目ポイント】
最大の注目は23時発表の米経済指標：
1. JOLTS求人件数（9月）
- 前回：804万件
- 予想：800万件
- 予想以上の結果→ドル高に反応の可能性
- 予想以下（特に800万件割れ）→ドル安に反応の可能性
2. 消費者信頼感指数（10月）も同時発表
【今後の値動き予想】
- 昨日の高値を超えた場合：154円を試す展開の可能性
- 下落した場合：上昇トレンドが継続中であり、週末の米雇用統計を控えていることから、152円付近で下げ止まる可能性
- 152円付近は押し目買いのポイントとなる可能性
【トレード戦略】
- 23時の経済指標の結果を確認
- 予想と実際の結果の乖離幅に注目
- 両指標の総合的な結果を判断
- 昨日の高値・安値をメドに取引を検討
- 特に大幅な下落は想定しにくい環境
『最新のドル/円相場を解説』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
お知らせ：FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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