執筆日時:2024年10月7日 13時00分
執筆者 :株式会社外為どっとコム総合研究所 小野 直人
※チャート:ドル/円-5分足 外為どっとコム「ネオチャート」
米ドル急上昇、好調な米雇用データで本格利下げ観測が後退
10月4日に発表された、米国の9月非農業部門雇用者数(NFP)は市場予想の14.0万人を上回り、25.4万人の大幅増となりました。また、8月分も14.2万人から15.9万人へ上方修正されました。ヘルスケア、小売業などが雇用拡大に貢献した一方で、自動車・同部品、倉庫・運輸がさえない結果となりました。その他、失業率は4.1%へ低下したほか、時間給は前月比で0.4%へ伸びが加速するなど、全体的には好調な結果でした。米利下げが本格的な利下げではなく、あくまでも予防的利下げに留まるとの期待を高めました。
146.42円レベルだった米ドル/円は、指標発表後、148.999円まで上昇幅を拡大しました。また、米長期金利は3.983%付近まで上昇したほか、ダウ平均株価は341.16ドル高い、42352.75ドルで取引を終えました。
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米雇用統計の予想と戦略(先行記事へのリンク)
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