「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
今日のドル円 テクニカル分析で環境認識(動画の内容 ポイントまとめ)
1. 現在の状況:
- 方向感のない相場展開
- 143円台半ばから144円台の間で上下動
2. 主な影響要因:
- 中東リスク(イランとイスラエルの緊張)
- 市場は比較的冷静に反応
3. 今日の注目イベント:
- ADP全国雇用者数(予想12.5万人増)
4. テクニカル分析:
- 日足チャート:80日線下向き、10日線と20日線は横ばい
- 10日線がサポートとして機能
- RSIが50ラインを突破すれば上昇圧力強まる可能性
5. 想定レンジ:
- 下値:142円
- 上値:145.20円〜146円
6. 注目ポイント:
- 144円の心理的節目
- 144.50円(昨日の高値)突破で145円を目指す可能性
7. 取引上の注意点:
- 基本的に買い目線が有効か
- 中東リスクによる一時的な下落は買い場になる可能性
- 143円割れでも移動平均線がサポートになる可能性
8. 今後の展望:
- 144円台定着で底堅さ確認
- ADP雇用統計結果次第で方向性が決まる可能性
- 週末の米雇用統計に向けて様子見ムードも
総じて、ドル円相場は方向感に乏しい中、144円を中心とした動きが続いています。中東リスクには一時的に反応するものの、大きなトレンド転換には至っていません。今日のADP雇用統計と144円台での推移が今後の方向性を決める鍵となりそうです。基本的に買い目線での取引が有効かもしれませんが、突発的なリスクにも注意が必要です。
『最新のドル/円相場を解説』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。