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今夜のFOMCは大荒れの予感!ドル円戻り売り戦略続行だが、大きな調整が入る可能性も・・・【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

FXトレードストラテジー

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2024年9月18日13時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

今夜はFOMCです。 
市場予想は、見事に意見が割れており、0.25%か0.50%の利下げか・・・。 
正直、長年FXをやっていますが、FOMC事前予想がここまで見事に分かれたのは初めてです。 
ある意味、少し危険な状態であるかのように感じます。 

どちらの結果にせよ、サプライズ感が出ると考えており、マーケットは乱高下するようにも思えます。基本的にはドル/円は下落方向の目線は継続ですが、短期的には大幅に調整する可能性も出てくるように感じます。 

ドル売り材料は一旦出し尽くし? 

出所:TradingView

ドル/円日足チャートです。 
ターゲット137円台に変更はありませんが、今週140円を割れて139円台半ばへ。 そこから一気に反発して昨晩は142円台中盤まで調整しました。 
今週はすでに3円近くの調整をしているので、下落トレンド再開をイメージしています。 
FOMC発表直後、0.25%であれば、幾分かさらに大きく買い戻され、そこは戻り売りとなると予想します。0.50%となれば続落するものの、一気に安値を割り込みにいくようなイメージもありません。 

ドル/円、143円台中盤からの売り狙い?

出所:TradingView

戻りの目安も確認しておきます。 
9月の高値から安値を引いたフィボナッチ半値戻しです。143.40-50円付近を想定し、FOMC前ですが売指値注文を1つ置いておこうと思います。 
現状レベルから2円ぐらい上ですが、注文がヒットすればラッキーぐらいに考えて勝負していきます。 
また、RCIはテクニカル的には反発を示唆しており、仮に0.50%の利下げでもさらに調整上昇も入るパターンも少し警戒しておくと良いでしょう。 
パウエル議長の経済見通しについて、記者会見がありますから、0.50%の引き下げでタカ派に傾斜した内容になるのか、0.25%の引き下げでハト派な内容で発信されるのか、この辺りも重要になってくるでしょう。 

カナダのインフレ率は順調に低下

出所:TradingView

カナダ/円についても触れておきましょう。 
9月4日に政策金利を4.25%に引き下げたBOCですが、昨日はカナダのCPIが発表されました。 
結果は、前月比:-0.2%、前年同月比:+2.0%という内容でした。 
さらに直近のインフレ率低下傾向です。 
年末にかけて2.0%未満で推移する月が増えることは確実でしょう。つまり、目標インフレ率は達成できたというわけです。 
今後2.0%未満で推移することになりますので、政策金利も2%台まで引き下げてもおかしくはありません。おそらくカナダは毎回の会合で利下げを継続していくことになるでしょう。このインパクトは結構大きいと思います。 
毎回の会合で0.50%ずつの引き下げも十分あり得ると考え、カナダ売りを強めていきたいと思います。1.50~2.0%を半年程度かけて引き下げていくのではないでしょうか。 
チャートは4時間足です。 
ドル/円同様に9月高値と安値でフィボナッチを引いています。 
戻り売りの目安を38.2%~50.0%を意識し、このゾーンで戻り売りを入れていきたいと思います。105.20円〜106円を売り場と定めて売指値注文をセットしておきます。 
最後に日本では月末に向けて自民党総裁選のニュースが盛り上がっています。 
高市さんはアベノミクス後継人と言っても過言ではないぐらい安倍派であった人物です。 
高市さんが首相になる場合はドル/円も株式市場も上昇しやすくなりますので、本理論は破綻することになります。高市首相誕生を除いてはこのシナリオで10月もトレードしていきます。 
今週後半以降もドル/円戻り売り戦略は継続、カナダ/円を新規で戻り売り戦略として取り入れました。ご参考まで。 

【ひろぴー氏出演動画】

 
ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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