個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。
作成日時:2024年8月28日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー
先日のジャクソンホール講演にてパウエル議長ははっきりと金融政策のスタンスを今年後半は変えていくと明言されました。
これを受けてドルストレートペアでは全てドルが下落しています。
ドル/円は8月5日に急落した安値をトライする動きを見せてくると考えます。
今週後半のポイントとしては、明日の早朝(5時20分頃)エヌビディアの決算内容次第ではリスクオフとなり、140円方向へファーストアタックも十分有り得ると意識しておいた方が良いさそうです。
好決算だった場合に、反落はないと思いますが、上がったところをしっかりと売っていくスタンスで良いでしょう。
いずれにしても戻り売りを繰り返して最終的に割れていくイメージを持ってトレード予定です。
上昇したところを売って、来週の米雇用統計に向けて再び下げに転じるイメージを持って臨む予定です。
ドル/円、下降ウェッジ形成中
出所:TradingView
ドル/円4時間足チャート分析です。
下降ウェッジを形成中と考えます。本日は144.60円から売り指値注文をおいてデイトレードに臨む予定です。
先週から売りポジションを持ったままですが、145-147円ゾーンでの売りポジションも持ちながら随時売り増しデイトレードを重ねていく予定です。
目先下値の目処は143.50円の安値でしょうか。ここをどこかのタイミングでブレイクし、下値を押し下げていくイメージを持っております。
また、戻り売りの目安は145.20-146.00円です。
売り上がりを意識し、回転売買を強めていくつもりですが、特に145.20円の昨日の高値を超えたところをストップが引っかかって少しだけ急騰する局面があるかもしれないです。ここをあえて逆張りしてポジションを作っていくイメージを持っております。
オーストラリアCPIは強め!
出所:TradingView
週足チャート分析です。
ようやく豪ドル/米ドルは0.6800まで追い込みました。
豪ドルは9月〜12月にかけて上昇傾向が毎年あるため、今月を凌ぎきれば、これから大きく上昇していく可能性がありそうです。
米国の利下げサイクル入りも大きなポイントですので、しっかりとスイングしていきたい通貨ペアの1つではないでしょうか。
エヌビディア決算発表後、好決算だった場合はドルが買われる局面があると思いますが、そこはすかさず買いでエントリーし、下で拾っていく戦略を取りたいと思います。
0.72を超えていけますと、完全にボトムアウトとなりそうです。その場合は0.75方向へ目線をシフトしていきます。
ドルを円以外で売る場合、豪ドルがおすすめではないかと考えます。
いずれにしても引き続きドルを中心にショートトレードを継続したいと思います。
先週のコラムから目線に変更はありません。
参考:https://www.gaitame.com/media/entry/2024/08/21/160000
【ひろぴー氏出演動画】
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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