「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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今日のドル円 テクニカル分析で環境認識(動画の内容 ポイントまとめ)
1. 現在の市場状況:
- ドル円は146円から148円のレンジ内で推移
- 約2円のレンジで1週間ほど横ばい状態が続いている
2. テクニカル分析:
- 移動平均線: 弱気のパーフェクトオーダー継続
- RSI: 30ラインを下から上向き、直近も上向きを維持(反発基調または底打ちの可能性)
3. 本日の注目イベント:
- 21時半:アメリカ7月消費者物価指数(CPI)発表
4. CPI予想:
- 総合指数前年比: 3.0%(前回と同じ)
- コア指数: 3.2%(前回3.3%からやや鈍化)
5. 市場の利下げ観測:
- 9月FOMC会合での利下げ幅
* 0.25%利下げ:47.5%の確率
* 0.50%利下げ:52.5%の確率(やや優勢)
6. CPIの結果による市場の反応予想:
- 予想以上の鈍化:ドル売りが進む可能性
- 予想を上回る or 前回より加速:ドル買いの反応の可能性
7. 注目ポイント:
- CPIの予想と結果のずれ
- 結果を受けての9月FOMC利下げ観測の変化
- ドル円相場の方向性(148円を上にブレイクするか、146円を下に抜けるか)
8. トレード戦略の示唆:
- CPI発表前は方向感が出にくいため、テクニカル分析が効きにくい状況
- 結果発表後に明確な方向性が出た場合、そのトレンドに素直に従う戦略が有効
9. 直近の動き:
- 朝方147円台から日本株の下落により146円台まで下落
- その後持ち直すも、明確な方向感は出ていない
- CPI発表まで147円台前半を中心に横ばい推移の可能性
今日のドル円相場は、CPI発表を控えて方向感に乏しい展開が予想されます。しかし、CPI結果次第で大きな動きが生じる可能性が高いため、発表後のトレンドを見極めてトレードすることが重要です。市場の利下げ観測の変化にも注目が必要です。
『最新のドル/円相場を解説』
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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