このレポートでは、メキシコペソとアメリカ経済や日本円との為替レートの動き、メキシコペソの見通し、そしてその影響を受ける可能性がある要因について詳しく解説します。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
今日のメキシコペソ円 テクニカル分析で環境認識(動画の内容 ポイントまとめ)
1. メキシコペソ/円の現状:
- 一時7.07円付近まで下落したが、その後持ち直しの動きを見せている。
- 移動平均線は弱気のパーフェクトオーダーを示しており、200日線もやや下向きに変化。
- RSIは30ライン以下から急激に上向きに転じている。
2. チャート分析:
- 週初めに下ヒゲの長い陰線が出現し、その後上ヒゲ陰線が続いた。
- 現在は陽線が出現し、持ち直しの動きが見られる。
- 7.64円付近が当面の上値抵抗線となっている。
3. 今後の展望:
- 7.64円を終値ベースで突破できれば、持ち直しの動きが強まる可能性がある。
- フィボナッチリトレースメントによると、8円ちょうどが第一のターゲットとなる。
- その後、8.31円、8.6円といったレベルが意識される可能性がある。
4. 注意点:
- 中東リスク(イランとイスラエルの緊張)がペソ売りを誘発する可能性がある。
- メキシコ中央銀行の金融政策決定(翌日予定)に注目。利下げの可能性も示唆されている。
- メキシコのCPI(消費者物価指数)の発表も重要で、中央銀行の判断に影響を与える可能性がある。
5. トレード戦略:
- 現在の高値を終値ベースで更新できれば、持ち直しの動きが強まったと判断できる。
- 8円台への回復が次の目標となる可能性がある。
- ただし、地政学リスクや金融政策の変更には注意が必要。
総じて、メキシコペソ/円は重要な転換点に差し掛かっており、今後数日間の動きが中期的なトレンドを決定する可能性が高いことが示唆されています。テクニカル分析と基本的な経済指標、そして地政学的リスクを総合的に考慮しながらトレードすることが重要だと強調されています。
メキシコペソ/円 日足チャート
【キャンペーン】のご紹介
【高金利通貨特集】「メキシコペソ/円」 ページはこちら
【最新チャート】「為替チャート|メキシコペソ/円(MXNJPY)|60分足」はこちら
『最新のメキシコペソ/円相場を解説』
21時からのライブ配信:ドル円リアルトレード!FX初心者を応援!
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。